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1 会議概要

1)名 称 (和文)国際地質学連合 執行委員会
(英文)IUGS Executive Committee Meeting
2)2008年3月17日?22日(6日間)
3)会議出席者名 松本 良
4)会議開催地 マラケシ市(モロッコ)
5)参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者):モロッコを含めて10カ国 約20名 日本人は1名
6)会議内容
・日程と議題
3月17日 前回会議(奈良)議事録承認。会長、事務局長等からの年間活動報告。33回および34回IGCの進捗状況の報告。8月のオスロIGCには3月14日現在で論文投稿数6,131本。ロシアの約700本が目立つ。2番目がノルウェー。以下、アメリカ、中国、イタリア、イギリスの順。日本からは40本。
3月18日 国際惑星地球年IYPEの活動報告。特に、2月パリであったグランドオープンが詳しく紹介された。各国の進捗状況の報告。カナダは地質調査所を中心として活発に準備が進む。地球史46億年にあわせて、4.6kmのトレールを作って岩石や地史を理解させる試み。
3月19日 IUGS内部の委員会やタスクグループの活動状況の報告。
3月20日 出版委員会報告と審議。定期刊行物“Episodes”のインパクトファクターは2.3である。年間4冊。
3月21日 IGC@OsloでのIUGS会議の進行についての議論。IGCとIUGSの関係の改善のため、定款の一部を直す必要がある。
3月22日 財務報告。加盟委員会や学協会への助成金の配分額の決定。
・審議内容 (1) IUGS とIGCを組織的に統合するため双方の定款と付則を変える準備をする。
(2) 第四紀の層序表での位置づけについて、議論した。国際層序委員会では、第四紀のベースをGelasianまでおろす提案をオスロで行う予定。それまでは、現在のベースと新しいベースの両方併記としておく。
(3) UNESCOからの報告として、各加盟国からの分担金が減る傾向にある。これは、各国がUNESCOを通じてではなく、直接、国―国の関係で助成をする傾向が進んだためである。
・日本の貢献
松本はカウンシラーとして、タスクグループ TG-GGB(Task group ? Global Geochemical Baselines)の活動状況を調べるためデンバーへおもむきインタビューをした。
このグループは非常に重要なデータセットを出しているにも関わ助成額が小さいので、2008年では2倍にすることが決まった。
2.会議の模様
コの字型テーブルで集中的な議論と報告が行われた。次回への宿題は、定款の改訂を受け入れるか否か、検討しておくこと。
次回開催予定(Executive Committee Meeting):2008年8月初旬(IGCの時に開催。各自の点検) |
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