学術フォーラム「“こどもまんなか社会”ってなんだろう」
2023年4月、こども家庭庁が発足、同年5月にこども基本法が施行され、『こどもも大人も皆が幸せな生活を送ることのできる「こどもまんなか社会」の実現』を掲げて、子どもの総合的政策と体制の予算策定に向けて動き出している。しかしながら、OECD諸国と比較しても子どもの幸福度が著しく低いと評される日本の子どもが、健やかに過ごす上での社会的環境は良くなるどころか悪化するばかりである。その改善に向けては、経済的な支援に留まらず、精神面での人的支援がより重要であり、また子どもに直接関わる地域社会の意識の変革、その生活空間の改変も必要となってくる。
子どもの成育環境改善に向けては、分野横断的に、多角的に捉えていくことが必要である。「子どもの成育環境分科会」は、分野横断的に18年の長期にわたり、子どもの成育環境について検討を続け、空間、時間、方法、コミュニティと4つの課題について繰り返し提言・報告をおこなってきた。
特に、ここ数十年で子どもの捉え方や支援の仕方の変容は目まぐるしい。こども家庭庁がスタートし「こどもまんなか社会」のスローガンは他分野でも少しずつ浸透しつつあるが、未だ子ども関係の業界のみにとどまっている印象もある。「少子化なのになぜ、社会全体で子どもにそこまでやらなければいけないのか」「子どもだけを真ん中にしても解決しないのでは?」「子どもの最善の利益ってなに?」というモヤモヤを抱きながら“子どもを真ん中”にする意味、手法を模索している。
そこで本フォーラムでは、第1部で現代社会において変容する子どもと子どもを取り巻く環境について、各学問分野の最新の研究事例を用い多分野領域から子どもの健全な成育環境について捉える。第2部では、こども家庭庁の現在の取組みを踏まえ、本来の「こどもまんなか社会」の真髄に迫る。
概要
| 開催日時 | 令和8年8月28日(金)14:00~17:00 |
|---|---|
| 開催地 | 日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34) オンライン配信あり |
| 対象 | どなたでも参加いただけます。 |
| 定員 | 日本学術会議の講堂での参加については、定員になり次第締め切り、超過の際はオンライン参加とさせていただきます。 |
| 参加費 | 無料 |
| 申込み | 以下のリンク先よりお申込みください。 参加お申し込みフォームへのリンク |
| 備考 | 主催:日本学術会議 共催:公益社団法人こども環境学会 後援:公益社団法人日本小児科学会、一般社団法人日本家族看護学会、一般社団法人日本小児看護学会、日本子ども健康科学会、一般社団法人日本子ども虐待防止学会、幼児教育史学会、日本教育政策学会、一般社団法人日本建築学会 企画:土木工学・建築学委員会・心理学・教育学委員会・臨床医学委員会・健康・生活科学委員会合同 「子どもの成育環境分科会」 |
プログラム
- コーディネーター・司 会:
湯川 嘉津美(日本学術会議連携会員/上智大学名誉教授)
安部 芳絵(日本学術会議連携会員(特任)/工学院大学教育推進機構教職課程科教授)
- 14:00~14:05 開会挨拶
- 髙橋 尚人(日本学術会議第二部会員/国際医療福祉大学医学部教授)
資料 (PDF形式:800.1KB)
- 14:05~14:25 趣旨説明
- 三輪 律江(日本学術会議連携会員/横浜市立大学大学院都市社会文化研究科教授)
資料 (PDF形式:3.4MB)
14:25~15:40 第一部
- 14:25~14:40 報告「AI共生時代に必要となるヒトの脳とこころの発達支援」
- 明和 政子(日本学術会議第一部会員/京都大学大学院教育学研究科教授)
資料 (PDF形式:2.9MB)
- 14:45~15:00 報告「Special health care needsのある子どもときょうだい児を含む家族全体のウェルビーイング」
- 浅野 みどり(日本学術会議連携会員/修文大学看護学部小児看護学教授/名古屋大学名誉教授)
資料 (PDF形式:3.4MB)
- 15:05~15:20 報告「不登校、社会的養護等の子どもたちの居場所」
- 石﨑 優子(日本学術会議連携会員/関西医科大学小児科学講座診療教授)
資料 (PDF形式:2.9MB)
- 15:25~15:40 報告「子どもたちの過ごす学校、学習環境と地域社会」
- 斎尾 直子(日本学術会議連携会員/東京科学大学環境・社会理工学院建築学系教授)
資料 (PDF形式:4.9MB)
- 15:40~15:50 休憩
15:50~17:00 第二部 ディスカッション「“こどもまんなか社会”ってなんだろう」
- 15:50~16:05「こども家庭庁の取組み」
- 藤原 朋子(こども家庭庁長官)
資料 (PDF形式:3.4MB)
- 16:05~16:50 ディスカッション
- 司 会:
湯川 嘉津美(日本学術会議連携会員/上智大学名誉教授)
安部 芳絵(日本学術会議連携会員(特任)/工学院大学教育推進機構教職課程科教授)パネリスト:
藤原 朋子(こども家庭庁長官)明和 政子(日本学術会議第一部会員/京都大学大学院教育学研究科教授)
浅野 みどり(日本学術会議連携会員/修文大学看護学部小児看護学教授/名古屋大学名誉教授)
石﨑 優子(日本学術会議連携会員/関西医科大学小児科学講座診療教授)
斎尾 直子(日本学術会議連携会員/東京科学大学環境・社会理工学院建築学系教授)
三輪 律江(日本学術会議連携会員/横浜市立大学大学院都市社会文化研究科教授)
- 16:50~17:00 まとめと閉会挨拶
- 仙田 満(東京工業大学名誉教授)
- 17:00 閉会
お申込み・お問い合わせ先
日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当
電話:03-3403-6295