公開シンポジウム「Nature-based Solutions:自然に根ざした社会問題の解決に向けて」

 さまざまな社会問題に対して地形や生態系など自然環境を考慮して活用する自然に根ざした社会問題の解決(Nature-based Solutions; NbS)の考え方が浸透してきている。近年の環境の激変やそれにともなう災害の激甚化に対処するためにも、NbSの可能性の評価と実装が求められている。
 地球惑星科学委員会地球・人間圏分科会は、「未来の学術振興構想」に、「地球の環境事変にレジリエントな地域形成に向けた戦略構築」を提案し、リスクに基づく地域性の把握と、介入策としてのNbSの重要性を示した。今回のシンポジウムは、「未来の学術振興構想」の具体化に向け、NbSに関して、気候変動等の環境変化の激甚化への対応や、文化や生産活動を含む人間生活の向上など、さまざまな社会課題に対する応用可能性を示し、実装に向けた社会変革について考えるものである。

イベント概要

開催日時 令和8(2026年)2月23日(月・祝)14:00 ~ 17:00
開催地 オンライン開催
対象 どなたでもご参加いただけます。
参加費 無料
プログラム
14:00-14:05 開会挨拶
小口 高(日本学術会議第三部会員/東京大学空間情報科学研究センター)
14:05-14:15 開催趣旨
山野博哉(日本学術会議連携会員/東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻/国立環境研究所生物多様性領域)
14:15-16:20 講演
14:15-15:30 <NbSの可能性>
「NbSの基盤:地形、土地条件、ハザードマップ」
南雲直子(国立研究開発法人土木研究所水災害研究グループ)
「ウェルビーイング、生物文化多様性との関わり」
深町加津枝(日本学術会議連携会員/京都大学大学院地球環境学堂)
「農業生産、環境保全と生態系サービスの両立」
木村園子ドロテア(日本学術会議連携会員/ライプニッツ農業景観研究センター土地利用及びガバナンス領域/フンボルト大学ベルリン生命科学学部農学園芸科)
15:35-16:20 <NbS実装に向けて>
「NbS実装に向けた制度」
村上暁信(日本学術会議連携会員/筑波大学システム情報系)
「NbS実装のための社会変革」
齊藤 修(公益財団法人地球環境戦略研究機関)
「海外島嶼国への展開」
茅根 創(東京大学大学院工学系研究科)
16:20-16:30 「NbSの現状と将来」
「NbSの現状と将来」環境省担当者、石井励一郎(総合地球環境学研究所)
16:30-17:00 パネルディスカッション
 申込⽅法 事前に下記リンク先URL、あるいはポスターのQRコードよりご登録下さい。
ミーティング登録フォームへのリンク
備考 主催:日本学術会議 地球惑星科学委員会 地球・人間圏分科会
共催:国立環境研究所、総合地球環境学研究所、SIP魅力的な国土・都市・地域づくりを評価するグリーンインフラに関する省庁連携基盤、環境研究総合推進費S21、環境研究総合推進費2-2402
後援:公益社団法人地理学連携機構、公益社団法人日本地理学会