公開シンポジウム「子育てと子どもの育ちを支援する社会を実現するための課題について考える-子どもがまんなかの社会の実現に向けて-」
第25期日本学術会議健康・生活科学委員会家政学分科会では、2023年9月に「報告:継続的で包括的な子育て支援の実現に向けて」をまとめました。この報告では、現状の子育て支援が虐待、少子化等の深刻な課題に即した課題解決型の支援に止まっていることに着目し、すべての家庭の生活のウェルビーイングを向上させることが子育て支援であるとの観点から、乳児家庭全戸訪問事業と「子ども・親・子育て」に関する学びの機会について問題点を明らかにし、今後の子育て支援に生活を総合的に理解する家政学の視点を導入し、支援の継続性及び包括性を高めることが重要であるとの改善の方向性を提案しました。
2023年12月にはこども家庭庁から「こども未来戦略」が発表されており、2024年12月には、生活科学関連学協会の生活科学系コンソーシアムにおいて上記報告内容を紹介するとともに、国の子育て支援政策の理解を深め、住居学の観点からの子どもが育つ環境、子育て支援における課題と解決策を共有しました。
本シンポジウムでは、広く一般の方々にも参加していただき、子育ち・子育て支援の地域での取組の現状と課題、育児経験を通して徐々に親性脳が発達すること、子どもの食との出会いに味覚教育の視点で大人が関わることが有用であること、全ての子どもが学ぶ機会が保障されている家庭科教育における子ども・親・子育てに関する学習と課題について共有し、子どもが安心して育つことのできる社会を実現するための課題について考えたいと思います。
イベント概要
| 開催日時 | 令和7(2025)年12月14日(日)13:00 ~ 16:00 |
|---|---|
| 開催地 | オンライン開催 |
| 対象 | どなたでも参加いただけます |
| 定員 | 300名 |
| プログラム |
|
| 申し込み | 参加費無料・事前申込要 以下のリンク先申込フォームより、申し込みください。 参加申込フォームへのリンク |
| 問い合わせ先 | 羽衣国際大学人間生活学部 宮﨑 陽子 E-mail: miyazaki(a)hagoromo.ac.jp ※(a)を@にしてお送りください。 |
| 備考 | 主催:日本学術会議健康・生活科学委員会生活者視点で健康と暮らしの課題を検討する家政学分科会 共催:生活科学系コンソーシアム 後援:日本生命科学アカデミー |