公開シンポジウム「海洋生物と気候変動:現状と課題」

 身近な生物を題材にした「海洋生物と気候変動:現状と課題」、「海洋生物と気候変動:解決と適応」、「海洋生物と気候変動:考えるべき倫理」と3回に分けて、一般市民向けにシリーズで公開シンポジウムを開催する。1回目の「現状と課題」については、北海道や沖縄など、国内や日本周辺海域で顕在化している温暖化の影響に焦点を当てながら、気候変動の現状が海洋生物と生態系に与えている具体的な影響を多面的に検討する。人々の生活や水産業に関連する生物多様性の変化を提示し、緊急的に解決が必要な課題を明らかにする。

イベント概要

開催日時 令和7年(2025年)11月10日(月)13:00~16:00
開催地 オンライン開催
対象 どなたでも参加いただけます。
定員 なし
プログラム
13:00-13:10 開会挨拶・開催趣旨説明(10分)
原田 尚美(日本学術会議連携会員・海洋生物学分科会委員長)
13:10-14:40 基調講演(90分)
「亜寒帯域の温暖化による沿岸漁業への影響」
髙木 聖実(国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所 水産資源研究センター 社会・生態系システム部沿岸生態系寒流域グループ)
「沿岸域での海洋熱波の発生メカニズムと生物への影響」
美山 透(JAMSTEC)
「サンゴ礁と温暖化・海洋酸性化:複合要因による影響」
栗原 晴子(琉球大学理学部)
14:40-14:50 休憩(10分)
14:50-15:40 パネルディスカッション(50分)
テーマ:「沿岸域の生態系変化と水産業への影響」
パネリスト:基調講演者
15:40-16:00 質疑応答(20分)
参加者からの質問にパネリストが回答
16:00 閉会挨拶
安田 仁奈(日本学術会議連携会員・海洋生物学分科会副委員長)
 申し込み 参加費無料・事前申込不要
以下のページのリンク先よりお申込み下さい。
参加申し込みページへのリンク
 問い合せ先 原田 尚美(naomi.harada(a)ori.u-tokyo.ac.jp)
安田 仁奈(27Yasuda(a)g.ecc.u-tokyo.ac.jp)
※いずれのアドレスも(a)を@にしてお送りください。
備考 主催:基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同海洋生物学分科会
共催:地球惑星科学委員会、食料科学委員会水産学分科会、自然史・古生物分科会
後援:文科省、環境省、生物科学学会連合、日本地球惑星科学連合