中国・四国地区会議学術講演会「持続可能な未来への挑戦:限界地域におけるイノベーションと総合知」

 現在、多くの地域では、少子高齢化、資源の枯渇、環境問題など、複合的な課題に直面しています。こうした「限界地域」が抱える課題を克服し、持続可能な社会を築くためには、特定の分野にとどまらない多様な知識や知恵を融合させた「総合知」が不可欠です。本講演会では、学術、行政、医療など各分野の第一線で活躍されている方々をお招きし、それぞれの立場から限界地域における新たな価値の創出、イノベーション、そして未来に向けた挑戦についてご講演いただきます。
 この講演会を通じて、私たちは、未来の地域社会をどう築いていくべきか、そしてそのためにはどのような学術的行動が必要なのか、「課題先進地域」である鳥取から未来社会に資する新たな知と行動について参加者の皆様とともに考えを深めていきたいと考えます。多くの皆様のご来場をお待ちしています。

イベント概要

開催日時 2025年11月29日(土)13:30~17:10
開催地 鳥取大学鳥取キャンパス工学部講堂(鳥取県鳥取市湖山南4丁目101番地)ハイブリッド開催
対象 どなたでも参加いただけます。(事前参加申込制)
参加費 無料
プログラム
【開会挨拶】
13:30~13:45

磯 博康(日本学術会議副会長・第二部会員、国立健康危機管理研究機構 国際医療協力局 グローバルヘルス政策研究センター長/理事長特任補佐)

原田 省(鳥取大学学長)

【趣旨説明】
13:45~13:50
恒川 篤史(日本学術会議連携会員、鳥取大学理事・副学長)
【講演】
13:50~14:15 ①「地球規模の限界地問題:食糧危機克服に向けた学術的アプローチ」
辻本 壽(日本学術会議連携会員、鳥取大学学長顧問・特任教授・名誉教授)
14:15~14:40 ②「スマート農業が切り拓く、限界地域の農業イノベーション」
竹村 圭弘(鳥取大学農学部准教授)
14:40~15:05 ③「生物多様性の保全をビジネスにするという考え:持続可能な地域社会への貢献」
小林 朋道(公立鳥取環境大学学長)
15:05~15:15 休憩
15:15~15:40 ④「人口最少県におけるトップクラスの最先端手術と人材育成:地域医療の未来」
武中 篤(鳥取大学副学長・医学部附属病院長)
15:40~16:05 ⑤「30年後の鳥取県を創る:若手県職員の地域づくりへの挑戦」
奥野 絵美(鳥取県とっとり未来創造タスクフォース係長)
16:05~16:30 ⑥「「エデュテインメント」の可能性:ワクワク・夢中が導く学ぶ力」
熊埜御堂 朋子(鳥取大学理事)
【総合討論:未来の地域社会をどう築いていくべきか】
16:30~17:00
モデレーター:恒川 篤史 (日本学術会議連携会員、鳥取大学理事・副学長)
【閉会挨拶】
17:00~17:10
薮田 ひかる(日本学術会議第三部会員、中国・四国地区会議代表幹事、広島大学大学院先進理工系科学研究科教授)
 申込み方法 以下のリンク先にある申込フォームからお申し込みください。
参加申込フォームへのリンク
申込み締切:11月21日(金)
 お問合せ先 鳥取大学研究推進部研究推進課
TEL:0857-31-5609
Email:ken-somu(a)ml.adm.tottori-u.ac.jp ※(a)を@にしてお送りください
備考 主催:日本学術会議中国・四国地区会議
共催:国立大学法人鳥取大学
後援:鳥取県