公開シンポジウム「界面反応に基づくバイオマテリアル研究開発」
医療機器、人工臓器、人工器官などを構成する固体材料(ハードマテリアル)及び生体機能ゲルや薬物送達システム(DDS)の担体を構成する超分子などのソフトマテリアルの生体適合性と生体機能性(組織形成能、抗菌性、抗血栓性など)は、材料表面と生物相間の界面反応の結果として発現する。すなわち、バイオマテリアルの性能を支配する生体適合性や生体機能性は、材料自体の表面と生体組織との物理化学・生化学反応によって支配される。その機構解明は連続的に機能する生体機能界面の創製につながるが、これまでは反応の結果現れる現象(分子吸着、タンパク質吸着、細胞接着、細菌付着、免疫反応、組織形成、炎症反応など)を個別に解析するのみで、分子レベルから細胞・組織レベルまでを包含した界面反応を統一的・体系的に理解し、その制御指針を構築しようとする学術研究は存在しなかった。本シンポジウムでは、これら一連の学術研究を「バイオマテリアル界面科学」と定義し、界面現象をバイオマテリアル・医療機器の研究開発に役立てる方策について討論し、今後の学術研究戦略を展望する。
イベント概要
開催日時 | 令和7年(2025年)11月11日(火)9:00 ~ 11:30 |
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開催地 | 東京たま未来メッセ(東京都八王子市明神町3丁目19-2)オンラインハイブリッド開催 |
対象 | どなたでも参加いただけます。 |
参加費 | 無料 |
プログラム |
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申込⽅法 | 現地参加は事前申込不要 オンライン参加を希望される方はポスター右上のQRコードもしくは以下のリンク先よりお申込みください(10/31㈮〆切)。 オンライン参加申込へのリンク |
備考 | 主催:日本学術会議 材料工学委員会・臨床医学委員会・歯学委員会・化学委員会合同バイオマテリアル分科会、 機械工学委員会・基礎医学委員会・電気電子工学委員会・材料工学委員会合同生体医工学分科会 |