公開シンポジウム「スポーツとは何か ~スポーツを取り巻く情報とテクノロジー~」

 スポーツを取り巻く環境は著しく変化している。そこで本分科会では「スポーツとは何か」という根源的な問いに改めて向き合い、議論をしていく(全3回の開催を予定)。はじめに、スポーツを取り巻く情報とテクノロジーについて取り上げる。
 近年、センシング、機械学習、バーチャルリアリティ(VR)といった情報処理技術のスポーツ分野への導入が急加速しており、選手、チーム、審判、メディア、ファンそれぞれの在り方に一大変革をもたらしている。本シンポジウムでは、試合データの統計的分析に基づいて選手評価や戦略立案を行う「スポーツアナリティクス」、選手やボールのトラッキング技術を利用した「AI審判」、計測機器やVRなどを利用した技能トレーニング、脳や身体の生理情報の解析によるメンタルコンディショニング、急拡大するeスポーツやアクティブビデオゲームなどのトピックスに関して最新の話題を提供いただき、情報技術がスポーツ、ひいてはウェルビーイングをどう変えるか、可能性と課題について議論する。

イベント概要

開催日時 令和7(2025)年6月21日(土)13:00 ~ 16:45
開催地 日本学術会議講堂(東京都港区六本木 7-22-34)(ハイブリッド開催)
対象 どなたでも参加いただけます
定員 300名(会場)
プログラム
13:00 挨拶
山口 香(日本学術会議第二部会員/筑波大学体育系教授)
13:05 趣旨説明
柏野 牧夫(日本学術会議連携会員/日本電信電話株式会社コミュニケーション科学基礎研究所NTTフェロー)

第1セッション「情報テクノロジーをスポーツに生かせるか?」

◇第1セッション司会:神﨑 素樹(日本学術会議連携会員/京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
13:35『AIを用いた集団スポーツのデータ解析』
藤井 慶輔(名古屋大学大学院情報学研究科准教授)
14:05『データとAIで拓くカーリング競技支援』
相原 伸平(独立行政法人日本スポーツ振興センターハイパフォーマンススポーツセンター国立スポーツ科学センター研究員)
14:35~14:45 休憩(10分)

第2セッション「情報を用いたスポーツとウェルビーイングへの応用」

◇第2セッション司会:中村 真理子(日本学術会議連携会員/独立行政法人日本スポーツ振興センターハイパフォーマンススポーツセンター国立スポーツ科学センター副主任研究員)
14:45『ソフトボールの勝利を支えるデータ分析と最新テクノロジーの活用』
大田 穂(順天堂大学スポーツ健康科学部助教)
15:15『ウエアラブルやアクティブビデオゲームによる健康づくり』
宮地 元彦(日本学術会議連携会員/早稲田大学スポーツ科学学術院教授)
15:45~15:55 休憩(10分)

総合討論

15:55 (50分間)
司会
神﨑 素樹(日本学術会議連携会員/京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
指定発言者
稲見昌彦(東京大学先端科学技術研究センター教授)
宮下 紘(中央大学総合政策学部教授)
近田怜王(京都大学硬式野球部監督)
16:45 閉会
宮地 元彦(日本学術会議連携会員/早稲田大学スポーツ科学学術院教授)
 申し込み 参加費無料・事前申込要
以下のリンク先申し込みフォームより、お申し込みください。
申し込みフォームへのリンク
 問い合わせ先 京都大学大学院人間・環境学研究科 神﨑研究室
E-mail: neurolab.ku(a)gmail.com ※(a)を@にしてお送りください。
備考 主催:日本学術会議健康・生活科学委員会健康・スポーツ科学分科会
共催:日本スポーツ体育健康科学学術連合(JAASPEHS)
後援:公益財団法人日本スポーツ協会、公益財団法人スペシャルオリンピックス日本、一般社団法人日本体育・スポーツ・健康学会、一般財団法人上月財団(以下、申請中)
独立行政法人日本スポーツ振興センター、公益財団法人日本オリンピック委員会、公益財団法人日本パラスポーツ協会