公開シンポジウム「続・動物の繁殖の研究ってこんなに広がるの!?」
家畜・家禽の増殖のために研究されてきた生殖に関わる生理学や細胞生物学的知見は益々深化し、私たちヒトを含む様々な哺乳類へと広がりを見せています。また、家畜・家禽の繁殖のために開発されてきた人工授精、精子の凍結保存、体外受精・胚移植、顕微授精(卵細胞質内精子注入法)、初期胚の凍結・融解・移植などの諸技術は、もはや研究段階から応用段階へと達し、私たちの社会に溶け込んでいます。
畜産学分科会では、これまで一般公開シンポジウムやセミナーを開催している日本繁殖生物学会と共催し、主に産業動物を対象とした繁殖学研究や技術が、SDGsにどのように貢献しているのかについて、具体的に紹介してきました。本シンポジウムでも引き続き、動物の繁殖学研究から派生した成果が、ニュースで見聞きした情報や私たちを取り巻く社会、加えて私たち自身とどのようにつながっているのかを紹介していきます。シンポジウムでは3人の演者により、排卵を制御する神経を理解することでヒトや家畜の排卵障害に貢献しようとする繁殖研究、絶滅危惧動物(キタシロサイ)救済に向けた繁殖研究、障がい者や子供も安心して乗馬を楽しめるようなインクルーシブな社会を目指したウマの繁殖研究、以上の内容を学術の重要性や社会的意義なども含めて、中高生や一般市民の皆様に、分かり易くご理解を頂ける機会にしたいと思います。
イベント概要
開催日時 | 令和7年(2025年)5月17日(土)13:00 ~ 15:20 |
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開催地 | Zoomウェビナーによるオンライン開催 |
対象 | どなたでも参加いただけます。(無料) |
定員 | 500名 |
プログラム |
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申し込み | 5月13日(火)までに事前登録が必要です。以下のリンク先よりお申込み下さい。 参加申し込みフォームへのリンク |
問合せ先 | SRD事務局 Mail : srdoffice*reproducion.jp (送信の際には*を@に変えてください) |
備考 | 主催:公益社団法人日本繁殖生物学会、日本学術会議食料科学委員会畜産学分科会 |