公開シンポジウム「第71回構造工学シンポジウム」

 構造工学シンポジウムでは、主として土木構造・建築構造物に関わる全ての工学技術について、目的・方法・結論等の明記された、理論的または実証的な研究論文、あるいは新しい知見を含み学術的に価値の高い、特色のある資料・調査・計画・実験・施工等、構造工学の発展に寄与すると考えられる論文の募集を行う。査読を通過した論文の発表講演に加え、特別講演とパネルディスカッションを行う。
 第71回目となる今回は、「DX社会に貢献する構造工学」をテーマとして、DX社会における構造工学分野の技術開発や取組に焦点を当てた特別講演、パネルディスカッションを行う。働き手の高齢化、深刻な人手不足の状況下において、年間労働時間の制約の中で、業務の効率化や生産性の向上には、BIM/CIM、AI、ICT、IoTなどのデジタル技術の活用が期待されている。構造工学分野へのデジタル技術の活用について理解するとともに、今後さらに、構造工学分野がどのようにDX社会で貢献できるのか、その未来像を考える場としたい。

イベント概要

開催日時 令和7年(2025年)
4月12日(土)9:00 ~ 17:45
4月13日(日)9:15 ~ 12:30
開催地 東京科学大学大岡山キャンパス西9号館(東京都目黒区大岡山2-12-1)
対象 どなたでもご参加いただけます。
参加費 無料
プログラム

4月12日(土)

9:00 ~ 14:45 一般講演
15:00 ~ 15:10 開会式
挨拶:竹内 徹(日本学術会議第三部会員、東京科学大学環境・社会理工学院教授/一般社団法人日本建築学会会長)
佐々木 葉(日本学術会議第三部会員、早稲田大学理工学術院教授/公益社団法人土木学会会長)
司会:深田 宰史(土木学会構造工学論文集編集小委員会委員長/金沢大学理工研究域地球社会基盤学系教授)
15:10~16:10 特別講演会
タイトル:「BIM/CIM,レーザ計測およびIoTによるデジタルツインを用いた土木・建築構造物の維持管理」
講師:矢吹 信喜(大阪大学工学研究科環境エネルギー工学専攻教授
司会:深田 宰史(土木学会構造工学論文集編集小委員会委員長/金沢大学理工研究域地球社会基盤学系教授)
16:15~17:45 パネルディスカッション
タイトル:「DX社会に貢献する構造工学」
主旨説明:深田 宰史(土木学会構造工学論文集編集小委員会委員長/金沢大学理工研究域地球社会基盤学系教授)
パネリスト講演:
「3次元解析の最先端」
全 邦釘 (東京大学大学院工学系研究科特任准教授)
「施工現場におけるDX推進の現状と課題」
元村 亜紀(株式会社大林組土木本部先端技術推進室開発部長)
「DXで広がる構造設計の未来」
貞許 美和(株式会社日建設計エンジニアリング部門構造設計グループ部長)
「AI技術を活用した強震動予測技術」
三浦 弘之(広島大学大学院先進理工系科学研究科教授)
司会:玉井 宏樹(土木学会構造工学論文集編集小委員会幹事長/九州大学工学研究院社会基盤部門准教授)
西村 康志郎(日本建築学会構造工学論文集編集小委員会幹事/東京科学大学環境・社会理工学院教授)

4月13日(日)

9:15~12:30 一般講演

【一般講演】
 日時:4月12日(土)~ 13日(日)
  建築部門、土木部門ごとに投稿論文の発表を行う。
  ・建築部門 4月12日(土) 10:30~14:45
   研究発表会(2会場×2枠=4セッション+合同セッション1枠)
   4月13日(日) 10:00~12:30
   研究発表会(2会場×1枠=2セッション+合同セッション1枠)

  ・土木部門 4月12日(土) 9:00~14:45
   研究発表会(4会場×2-3枠=10セッション(合同セッション1枠含む))
   4月13日(日) 9:15~12:30
   研究発表会(2会場×2枠=4セッション(合同セッション1枠含む))

 申込⽅法 参加申し込み不要。詳細は以下のリンク先ページをご覧ください。
日本建築学会HPへのリンク
備考 主催:日本学術会議土木工学・建築学委員会
共催:公益社団法人土木学会、一般社団法人日本建築学会