我が国は世界に先駆けて超高齢社会となり高齢者・超高齢者の運動器の疾患と障害に関連した運動器疼痛患者が多く、更に壮年期~中年期も運動器疼痛の罹患率が高い。健康日本21(第二次)最終評価報告では高齢者の運動器疼痛は減少したものの運動自体(1日の歩数)は増えておらず、“動かなければ痛くない”という誤った生活習慣が広がっていると考えられる。運動器疼痛の課題解決の目的・意義が“痛みがなくて動ける身体作り”であり、健康寿命の延伸に繋がることを慢性疼痛分科会として科学的知見に基づき専門的な見地から広く社会に向けて発信する機会として公開シンポジウムを開催する。
イベント概要
開催日時 |
令和7年(2025年)2月16日(日)14:30 ~ 16:45 |
開催地 |
オンライン開催 |
対象 |
どなたでも参加いただけます |
定員 |
なし |
プログラム |
- 総合司会:住谷 昌彦【日本学術会議連携会員、東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部准教授】
- 14:30 開会の辞
- 中村雅也【日本学術会議第二部会員、慶應義塾大学医学部整形外科教授】
- 14:35 来賓挨拶
- 森光 敬様【厚生労働省医政局長】
中島 康晴様【日本学術会議連携会員、公益社団法人日本整形外科学会理事長、九州大学大学院医学研究院整形外科教授】
第1セッション「日本学術会議運動器疼痛についての見解発出」
- ◇司会:村井 俊哉【日本学術会議連携会員、京都大学大学院医学研究科精神医学教授】
- 14:40 『運動器疼痛についての見解の発出の意義と求められる展開』
- 住谷 昌彦【日本学術会議連携会員、東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部准教授】
第2セッション「運動器疾患の疫学調査:現況と今後の方向性」
- ◇司会:井関 雅子【日本学術会議連携会員、順天堂大学医学部麻酔科学・ペインクリニック講座教授】
- 15:00 『日本の運動器疾患の疫学調査:現況と今後の方向性』
- 吉村 典子【日本学術会議連携会員(特任)、東京大学医学部附属病院22世紀医療センターロコモ予防学講座特任教授】
第3セッション「ロコモティブシンドローム対策:現況と今後の方向性」
- ◇司会:竹下 克志【日本学術会議連携会員(特任)、自治医科大学整形外科教授】
- 15:20 『ロコモ予防の2つのポイント~痛みとロコモサインに気をつけよう~』
- 山田 恵子【埼玉県立大学保健医療福祉学部准教授、ロコモチャレンジ!推進協議会委員】
第4セッション「がんロコモを知っていますか?」
- ◇司会:住谷 昌彦【日本学術会議連携会員、東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部准教授】
- 15:40 『ロコモ予防の2つのポイント~痛みとロコモサインに気をつけよう~』
- 森岡 秀夫【東京医療センター整形外科科長、ロコモチャレンジ!推進協議会委員】
- 16:05 総合討論
- ◇司会:
中村 雅也【日本学術会議第二部会員、慶応義塾大学医学部整形外科教授】
竹下 克志【日本学術会議連携会員(特任)、自治医科大学整形外科教授】
◇コメンテーター:
住谷 昌彦【日本学術会議連携会員、東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部准教授】
吉村 典子【日本学術会議連携会員(特任)、東京大学医学部附属病院22世紀医療センターロコモ予防学講座特任教授】
山田 恵子【埼玉県立大学保健医療福祉学部准教授、ロコモチャレンジ!推進協議会委員】
森岡 秀夫【東京医療センター整形外科科長、ロコモチャレンジ!推進協議会委員】
- 16:40 閉会の辞
- 竹下 克志【日本学術会議連携会員(特任)、自治医科大学整形外科教授】
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申し込み |
参加費無料・事前申込不要
オンライン視聴リンク |
問い合わせ先 |
住谷 昌彦 ※事前質問等の受付締切:2025年1月30日
E-mail: locomopain2022july(a)ymail.ne.jp ※(a)を@にしてお送りください。 |
備考 |
主催:日本学術会議臨床医学委員会慢性疼痛分科会
後援:公益社団法人日本整形外科学会、一般社団法人日本疼痛学会、一般社団法人日本ペインクリニック学会、一般社団法人日本運動器疼痛学会 |