平成7年(1995年)の阪神・淡路大震災は、近代化された都市で安心して暮らしていた6,000人を超える方の命を奪い、その衝撃は社会に大きなインパクトを与えた。この災害を通じて、都市の脆弱性を克服するためには社会構造の見直しが必要だと感じた人も多い。それから30年。地震そのものやレジリエンスに関する理解はどう変わり、それに対応して社会はどのように変化したか、また今後にどのような課題を残しているかについて考える。
イベント概要
開催日時 |
令和7年(2025年)1月15日(水)13:00~18:00 |
開催地 |
日本学術会議講堂(東京都港区六本木 7-22-34)(ハイブリッド開催) |
対象 |
どなたでもご参加いただけます。 |
プログラム |
- 司会:臼田 裕一郎(日本学術会議連携会員/国立研究開発法人防災科学技術研究所総合防災情報センター長/防災情報研究部門長)
- 13:00-13:10 開会挨拶
- 小口 高(日本学術会議第三部会員/東京大学空間情報科学研究センター教授)
- 13:10-13:35 阪神・淡路大震災の本質的教訓は活かされたか
- 室崎 益輝(兵庫県立大学名誉教授)
- 13:35-14:00 阪神・淡路大震災の復興過程に学ぶこと
- 林 春男(日本学術会議連携会員/京都大学名誉教授)
- 14:00-14:20 兵庫県南部地震の地震学へのインパクト
- 久家 慶子(日本学術会議連携会員/京都大学大学院理学研究科教授)
- 14:20-14:40 地震本部の取り組みと活断層地震防災
- 鈴木 康弘(日本学術会議連携会員/名古屋大学減災連携研究センター教授)
- 14:40-15:00 阪神・淡路大震災から東日本大震災へ:経験・教訓のバトンリレー
- 今村 文彦(日本学術会議連携会員/東北大学災害科学国際研究所教授)
- 15:00-15:10 休憩
- 15:10-15:30 共感に支えられる災害時のラジオ
- 大牟田 智佐子(株式会社毎日放送報道情報局報道業務部部次長)
- 15:30-15:50 地震防災と放送~30年の進歩と課題~
- 入江 さやか(松本大学総合経営学部観光ホスピタリティ学科教授/元日本放送協会(NHK)記者上級研究員)
- 15:50-16:10 ボランティア30年の真価
- 栗田 暢之(認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード代表理事)
- 16:10-16:30 未来を変える災害の記憶をつなぐ仕組みづくり
- 阪本 真由美(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科教授)
- 16:30-16:50 大震災から30年後の都市防災の課題と今後の展望
- 廣井 悠(東京大学先端科学技術研究センター教授)
- 16:50-17:00 休憩
- 17:00-17:50 討論
- 司会:中川 和之(時事通信社客員解説委員)
- 17:50-18:00 閉会挨拶
- 小野 裕一(日本学術会議連携会員/東北大学災害科学国際研究所副研究所長/教授)
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申し込み先 |
下記リンク先よりお申込みください。
参加申し込みページへのリンク |
問合先 |
鈴木 康弘(名古屋大学減災連携研究センター教授)
resilience.nagoya[a]gmail.com ([a]を@に変更してください) |
備考 |
主催:日本学術会議地球惑星科学委員会地球・人間圏分科会
後援:一般社団法人地理情報システム学会・一般社団法人日本活断層学会・公益社団法人日本地理学会・公益社団法人日本地震学会・公益社団法人日本地震工学会・一般社団法人日本建築学会・公益社団法人土木学会・日本自然災害学会・一般社団法人日本災害情報学会・一般社団法人防災学術連携体(一部予定を含む) |