公開シンポジウム「歴史教育シンポジウム 歴史総合・日本史探究・世界史探究の史資料を使う」

 このシンポジウムでは、昨年まで「歴史総合」について7回検討してきた。すでに歴史総合の授業が始まって3年目に入り、日本史探究と世界史探究の授業が始まって2年目になっている。
 歴史総合と日本史探究や世界史探究の教科書を見ると、従来の教科書に比較して、文字資料を始め、絵画資料・写真・地図・グラフや表などが、格段に増加している。しかし、その史資料の持っている歴史的意味や授業での使い方に関しては、教科書では必ずしも充分に説明されていない。
 今回のシンポジウムでは、このような状況を受けて、教科書に掲載されている史資料を始めとして、教科書に掲載されていない史資料にまで視野を広げて、歴史教育における史資料について考えてみたい。充実した授業をどう作るかが歴史総合と日本史探究・世界史探究をより充実される鍵であろうと考える。

イベント概要

開催日時 2024年10月27日(日曜日)午後1時~5時
開催地 一橋大学(東キャンパス)東2号館2201教室、およびオンライン併用
対象 どなたでも参加いただけます
定員 会場150人
プログラム
司会:高澤紀恵(国際基督教大学名誉教授)
   久留島典子(日本学術会議連携会員/総合研究大学院大学理事・副学長)
開会挨拶
大橋幸泰(日本学術会議第一部会員/早稲田大学教授)
趣旨説明
鈴木茂(日本学術会議連携会員/名古屋外国語大学教授)

報告

「高校歴史系科目における史資料活用と教員養成」
藤波潔(沖縄国際大学教授)
「日本史探究で歴史史資料をどう使うか」
戸川点(拓殖大学教授)
「歴史総合における史資料を用いた授業実践」
五十嵐諒子(国際基督教大学高等学校教諭)
コメント
小田中直樹(日本学術会議第一部会員/東北大学大学院教授)
閉会挨拶
若尾政希 (日本学術会議連携会員/第32期日本歴史学協会委員長/一橋大学特任教授・名誉教授/大学共同利用機関法人人間文化研究機構理事)
 申込み 参加費無料・要事前申込
以下のリンク先のある申込フォームより、お申し込み願います。
申込フォームへのリンク
 問い合わせ 日本歴史学協会事務局
メールアドレス:info(a)nichireki-kyo.sakura.ne.jp ※(a)を@にしてお送りください
備考 主催:日本学術会議史学委員会・同教育現場・社会における歴史実践と歴史認識に関する分科会、日本歴史学協会
後援:高大連携歴史教育研究会