公開シンポジウム「地域課題解決に挑む実践型アカデミー創設に向けて-那須地域から始まる未来実装学アカデミー」

 日本学術会議若手アカデミーは、人文・社会科学と自然科学にまたがる多様な分野において、最先端の研究に取り組む45歳未満の研究者が一堂に会する組織です。次世代のイノベーション創出を担う意識を持ち、科学と学術が行政や産業界、市民社会と連携し、広範なイノベーションを創出する方法を議論し、具体的な課題解決に取り組んできました。その議論の成果として、見解「2040年の科学・学術と社会を見据えていま取り組むべき10の課題」を2023年(令和5年)9月に発表しました。
 この10の課題のひとつが「セクターを越えた共創プラットフォームの整備」です。アカデミアが産業界、行政、地域社会と連携し、重要な領域横断的課題を解決するための共創の場を整備することが急務であるとしています。本シンポジウムでは、未来実装人材の育成とコミュニティづくりを実践する「未来実装学」と、その確立を目指す「未来実装学アカデミー」の創設に向けた議論を行います。
 未来実装学のスタート地点となる那須地域には、国内最大規模のリビングラボがあり、未来社会の実現に向けたソリューションの共創、実証実験、社会実装の場が提供されています。ここには各領域を越境するインタープレナーたちが集い、多様な取組が展開されています。自然と地域が共生する広大な実証フィールドを舞台に、地域課題解決の最前線に挑む実践型アカデミーの創設を目指しています。
 このシンポジウムでは、未来社会の実現に向けた具体的なアプローチを共有し、新たな共創プラットフォームの構築に向けた第一歩を踏み出します。

イベント概要

開催日時 令和6年(2024年)10月26日(土)14:00 ~ 17:00
開催地 那須ハイランドパーク イベント館(栃木県那須郡那須町高久乙3375)(ハイブリッド開催)
対象 どなたでも参加いただけます
定員 会場50名、オンライン450名
プログラム
司会:藤岡 沙都子(日本学術会議連携会員/慶應義塾大学理工学部応用化学科准教授、若手アカデミー未来を拓く学術イノベーション分科会副委員長)
14:00 開会挨拶・趣旨説明
小野 悠(日本学術会議連携会員/豊橋技術科学大学大学院工学研究科准教授、若手アカデミー代表)
14:20-14:40 基調講演「『課題解決先進国』小宮山にとってそれはプラチナ社会の実装」
小宮山 宏(株式会社三菱総合研究所理事長)
14:40-15:00 ミッション・ステートメント「那須地域から始まる未来実装学アカデミー」
南澤 孝太(日本学術会議連携会員/慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授、若手アカデミー幹事)
髙瀨 堅吉(日本学術会議連携会員/中央大学大学院文学研究科心理学専攻教授)
15:00-15:50 パネルディスカッション「未来実装学アカデミーの射程」
パネリスト:
 小宮山 宏(株式会社三菱総合研究所理事長)
 大島 彰(那須塩原市企画部企画政策課企画政策担当グループリーダー)
 神原 咲子(日本学術会議連携会員/神戸市看護大学看護学部教授)
 留目 真伸(SUNDRED株式会社代表取締役CEO)
 林 みゆき(那須塩原市議会議員)
 山田 メユミ(株式会社アイスタイル取締役)
モデレーター:

吉田 直樹(一般社団法人Japan Innovation Network フェロー/一般社団法人プラチナ構想ネットワーク社会実装推進会員)

15:50-16:00 休憩
16:00-16:50パネルディスカッション「地域課題解決の最前線に挑み、未来を切り拓く」
パネリスト:
 磯 翔(一般社団法人AppleBase理事長)
 印南 清四郎(那須塩原市企画部企画政策課企画政策担当主査)
 田家 南奈(A-1 TOYOTA)
 

武田 秀太郎(日本学術会議連携会員/九州大学都市研究センター准教授、若手アカデミー未来を拓く学術イノベーション分科会委員長)


 八木澤 玲玖(株式会社那須旅代表取締役社長)
モデレーター:
 近藤 康久(日本学術会議連携会員/大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所基盤研究部教授)
16:50-17:00 閉会挨拶
南澤 孝太(日本学術会議連携会員/慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授/若手アカデミー幹事)
 申込み 参加費無料・要事前申込み
以下のリンク先申込フォームより、申し込みください。
申込フォームへのリンク
 問い合わせ先 豊橋技術科学大学 小野悠
E-mail: ono.haruka.ac(a)tut.jp ※(a)を@にしてお送りください。
備考 主催:日本学術会議若手アカデミー、那須会議実行委員会