公開シンポジウム「婚姻は、いかなる意味で、どこまで「契約」なのか―歴史・比較・展望―」
〈家族〉をめぐって検討すべき問題群は不断に増殖しているが、同性婚や夫婦別姓に関する判例や裁判例が相次ぎ、反婚思想すらも導入され、制度自体の液状化と評価され得る状況が進んでいる。他方、婚姻の核に合意を置く婚姻=契約という系譜は中世法の教会法やイスラム法でも見受けられるところである。婚姻は契約か、(公序としての)制度かという問題は伝統的に問われてきた問題であるが、このような現在の日本においては、婚姻は、いかなる意味で、どこまで「契約」なのかは、改めて原理的に問い直される価値のある問題である。家族をめぐる法的議論について、婚姻と契約をめぐる問題の状況と原理的な分析に焦点を当て、基礎法学たる、法制史(中世教会法)、比較法(イスラム法)、法哲学、法社会学の視点から、報告を行い、実定法学(憲法)の立場からのコメントを踏まえ、総合討論をおこなう。
イベント概要
開催日時 | 2024/7/20(土)13:00-18:00 |
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開催地 | オンライン開催(Zoom) |
対象 | どなたでも参加いただけます |
定員 | 500人 |
プログラム |
第1部 「報告」
第2部「総合討論」
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申込み | 参加費無料・要事前申込 参加を希望される⽅は、7/16(火)までに以下リンク先のURLより事前申込をお願いします。定員になり次第、事前申込みの受付は終了します。 参加登録サイトへのリンク 申し込まれた方にオンライン会議のアドレスとレジュメ等アップのフォルダアドレスが送られます。 |
問い合わせ | 基礎法学系学会連合事務局 メールアドレス:※ kisohogaku(a)gmail.com (a)を@にしてお送りください。 |
備考 | 主催:日本学術会議法学委員会 共催:基礎法学系学会連合(日本法社会学会、日本法哲学会、法制史学会、比較法学会、民主主義科学者協会法律部会、比較家族史学会) |