公開シンポジウム「AIが拓く創薬と医療の未来」

 AI(人工知能)は、IoTやビッグデータとともに第4次産業革命を牽引する中核的技術であり、さまざまな様態で社会への浸透が進んでいる。医学・薬学・工学などの学術分野では、ビッグデータの取得・蓄積に計算科学や情報科学の発達も相俟って、データ駆動型研究が隆盛を極めつつある。AIは今、このような動向とも一体化し、 加速度的な進化を続けている。創薬分野においては、研究開発の効率や精度の飛躍的向上を企図し、標的探索、化合物デザイン、薬物動態・安全性の予測など、様々な局面にAIが導入されている。一方、医療分野においても、精度の高い画像診断、治療方針の選択、医療者の負担低減などを目的としてAIが導入されている。 本シンポジウムではこれらの最新動向を紹介し、AIがもたらす創薬と医療の未来について展望する。


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イベント概要

開催日時 令和6年 1月12日(金)13:00~17:15
開催地 日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34)
対象 どなたでも無料でご参加いただけます(参加費無料、要事前登録)
定員 200名
プログラム
13:00 開会挨拶
一條 秀憲(日本学術会議連携会員、東京大学大学院薬学系研究科細胞情報学教室教授)
岩渕 好治(公益社団法人日本薬学会会頭)

第1セッション

13:10 『産学官連携による創薬AIプラットフォームの構築 AMED DAIIA』
本間 光貴(国立研究開発法人理化学研究所生命機能科学研究センターチームリーダー)
13:45 『アカデミアがん創薬における計算化学の活用』
清宮 啓之(公益財団法人がん研究会がん化学療法センター分子生物治療研究部部長)
14:20 『AIによるデータ駆動型創薬と医療』
山西 芳裕(名古屋大学大学院情報学研究科複雑系科学専攻教授)
14:55~15:05 休憩(10分)

第2セッション

15:05 『生成AIで紐解く多細胞システムの動作原理』
島村 徹平(日本学術会議連携会員、東京医科歯科大学難治疾患研究所計算システム生物学分野教授、名古屋大学大学院医学系研究科システム生物学分野特任教授(クロスアポイントメント))
15:40 『AIと共に実現する新しい創薬・医療のかたち』
夏目 やよい(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所AI健康・医薬研究センター副センター長)
16:15 『臨床応用を志向した医療AI研究開発:データ駆動型研究の創薬・医療への応用』
浜本 隆二(国立研究開発法人国立がん研究センター研究所分野長、一般社団法人日本メディカルAI学会代表理事)
16:50 特別発言
武藤 香織(日本学術会議連携会員、東京大学医科学研究所教授)
17:05 閉会挨拶
長野 哲雄(東京大学名誉教授、日本生命科学アカデミー監事)
 申込み 1月10日(水)までに、下記リンク先URLから事前登録してください
参加登録フォームへのリンク
 問合せ先 〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31
(公財)がん研究会がん化学療法センター分子生物治療研究部
担当:清宮 啓之
E-Mail: sympo240112*mos-jp.com(*を@にしてください)
備考 主催:日本学術会議薬学委員会生物系薬学分科会、公益社団法人日本薬学会
共催:日本生命科学アカデミー