市民公開講座 第27回国際昆虫学会議
「Women in Entomology講演会:サイエンス・昆虫学における女性研究者」
「市民向け講演会:暴れる侵略者、立ち向かう昆虫学者」

 「第27回国際昆虫学会議(XXVII International Congress of Entomology (ICE2024)」が、令和6年8月25日(日)~30日(金)に国立京都国際会館で開催されます。国際昆虫学会議(International Congress of Entomology(ICE))は1910年からほぼ4年ごとに開催されてきた、世界各国の昆虫学者が集まる最大規模の会議です。44年ぶり2回目の日本開催となる本会議には、世界77ヵ国・地域から約3,700名の研究者等が参加予定です。本会議では、「知の統合による新たな発見」をメインテーマに、昆虫の生態、進化などの基礎分野から地球環境、農林水畜産、経済及び教育など、社会的課題への関わりを含めたセクションで研究発表と討論が行われることとなっており、その成果は昆虫学の発展に大きく資するものと期待されます。
 この会議期間中に、一般市民を対象とした「市民公開講座」として、「Women in Entomology講演会:サイエンス・昆虫学における女性研究者」、「市民向け講演会:暴れる侵略者、立ち向かう昆虫学者」を8月28日(水)に開催します。Women in Entomology講演会「サイエンス・昆虫学における女性研究者」では、日本のジェンダーバランス改善に向けた取り組みや世界の若手女性研究者からの話題を提供し、パネルディスカッションを通じて学術界と社会の未来を考えます。また、市民向け講演会「暴れる侵略者、立ち向かう昆虫学者」では、市民の皆さんとともに外来種問題に取り組む昆虫学者が、話題を提供し、外来種の脅威にどう立ち向かうかを考えます。市民の皆さんに昆虫学の重要性を知っていただくとともに、昆虫学を通して学術と社会の未来を考えていただく機会にしたいと考えています。

イベント概要

開催日時 令和6年(2024年)8月28日(水)(日本語同時通訳付き)
(1)Women in Entomology講演会「サイエンス・昆虫学における女性研究者」 14:00〜15:30
(2)市民向け講演会「暴れる侵略者、立ち向かう昆虫学者」16:00〜17:30
開催地 国立京都国際会館
対象 どなたでも参加いただけます。
プログラム

(1)Women in Entomology講演会「サイエンス・昆虫学における女性研究者」

"The time for women in science"「サイエンスにおける女性の時代」
Charlotte L. R. Payne(Nature Research、イギリス)
"Bridging the gap: Women in STEM in France"「ギャップを埋める:フランスにおけるSTEM分野の女性」
Gabriela Caballero(The Sorbonne University、フランス)
「日本の未来を担う女性研究者」
原田 慶恵(大阪大学、日本)
3名の登壇者によるパネルディスカッション
ファシリテータ:塩月 孝博教授(島根大学)

(2)市民向け講演会「暴れる侵略者、立ち向かう昆虫学者」

「市民の力で外来テントウムシの生態を解き明かす」
Helen E. Roy(UK Centre for Ecology and Hydrology、イギリス)
「キジラミと虫こぶ形成昆虫の事例から、外来昆虫と市民科学について考える」
Man-Miao Yang(国立中興大学、台湾)
「世界を征服したアリたち」
Evan P. Economo(沖縄科学技術大学院大学、日本)
 申込方法 参加費無料・要事前申込(8月21日(水)まで)
以下のリンク先申込フォームより登録
第27回国際昆虫学会議(ICE2024) 「サイエンス・昆虫学における女性研究者」講演会 / Women in Entomology lecture申込フォームへのリンク
第27回国際昆虫学会議(ICE2024) 市民向け講演会 / Citizen Program申込フォームへのリンク
 問い合わせ 日本コンベンションサービス株式会社 第27回国際昆虫学会議運営事務局
<event-ice2024(a)convention.co.jp>※(a)を@にしてお送りください
備考 共同主催:日本学術会議、日本昆虫科学連合