市民公開講座「みんなで考えるこれからの気候変動/気象制御トークイベント」

 第9回全球エネルギー水循環プロジェクト国際会議(9th Global Energy and Water Exchanges Open Science Conference; 9th GEWEX-OSC)が、令和6年7月7日(日)~14日(日)に北海道・札幌にて開催されます。GEWEX-OSCは、該当分野で国際的に活躍する世界各国からの研究者が集結し、全球スケール及び地域スケールでのエネルギーや水の挙動に関する最新の研究成果を共有して議論をする場です。日本で初めての開催となる本会議では、世界48ヵ国・地域から過去最多の700人の参加が見込まれており、日本が先駆的に進めてきた水循環と気候の研究及び社会における研究成果の実装例を北海道・札幌から世界に向けて発信し、議論を行います。また、一般の方も参加できる国際会議にすることを目指しており、7月7日(日)に北海道大学鈴木章ホールにて「市民講座」を開催します。
 市民講座第1部の前半では、国内外の研究者による気候変動に関する講演、気象台、北海道庁及び札幌市からの気候変動の現状と対応状況に関する話題提供、高校生による気候変動に関するテーマについて研究成果の発表を行います。また、後半では、学識者、大学生、高校生によるパネルディスカッションを通じて、今後の気候変動との向き合い方について幅広い視点から議論を行います。
 市民講座第2部では、京都大学の研究グループによる気象制御トークイベントを開催します。人命を救うという観点から豪雨の強度や頻度を抑制する研究を進める一方で、気象制御には自然の恵みとしての雨(水資源)を減少させる副作用も考えられます。気象制御・豪雨制御の価値は何か、その自然科学・社会科学としての位置づけ、社会からの要求などについて議論し、豪雨と社会が共生する未来について考えたいと思います

イベント概要

開催日時 令和6年(2024年)7月7日(日)
第1部 13:00~16:00 、第2部 16:30~18:30
開催地 北海道大学 鈴木章ホール(ハイブリット開催)
対象 どなたでも参加いただけます。
定員 現地会場参加 230人(事前申し込み制・定員を超過した場合は抽選)
WEBでの同時配信(人数制限なし)
プログラム

(第1部) みんなで考えるこれからの気候変動
~私たちの地域から始める気候変動への適応~

司会進行 菅井貴子(気象ニュースキャスター/気象予報士)
13:00 開会挨拶
13:05 講演
Jan Polcher教授[フランス 国立科学研究センター]
13:25 話題提供
札幌管区気象台
13:40 講演
稲津將教授[北海道大学大学院理学研究院]
14:00 話題提供
北海道庁
14:15 話題提供
札幌市
14:30 高校生の研究発表
北海道立岩見沢農業高校、市立札幌開成中等教育学校
15:00 パネルディスカッション
15:50 閉会挨拶

(第2部) 気象制御トークイベント

16:30~18:30
登壇者:
山口弘誠(京都大学、ムーンショットプロジェクトマネージャー)
「豪雨をどのように制御するのか」
竹見哲也(京都大学)
「制御の目標値の設計方法」
西嶋一欽(京都大学)
「豪雨制御による洪水抑制や水資源アセスメント」
萬和明(京都大学)
「豪雨制御の合意形成をどう構築するか」
羽鳥剛史(愛媛大学)
 申込方法 参加費無料、要事前申込
(5月20日(月)から以下のリンク先サイトより申込開始)
市民公開講座HPへのリンク
 問い合わせ 第9回全球エネルギー水循環プロジェクト国際会議 札幌実行委員会事務局宛
メールアドレス:contact_gewex2024(a)eng.hokudai.ac.jp ※(a)を@にしてお送りください
備考 主催:第9回全球エネルギー水循環プロジェクト国際会議 札幌実行委員会、日本学術会議