市民公開講座「理論研究者のみた新型コロナウイルス感染症」

 「第21回国際生物物理会議(21st IUPAB Congress 2024:IUPAB2024)」が令和6年6月24日(月)~28日(金)に、国立京都国際会館で開催されます。第21回国際生物物理会議は、1961年から3年ごとに開催されてきた生物物理の分野で最も歴史と権威のある国際会議であり、日本での開催は46年ぶり2回目となります。本会議には、世界の69か国・地域から約1,700人の研究者等が参加予定であり、「Rocking out Biophysics」をメインテーマとし、「タンパク質機能と構造」、「クライオ電子顕微鏡・トモグラフィー」、「天然変性タンパク質、RNA」、「タンパク質設計・工学」、「合成生物学」、「計算分子生物物理学」、「1分子生物物理学」、「無膜オルガネラ、オートファジー、液液相分離」などを主要題目として、研究発表と討論が行われることとなっており、その成果は、生物物理学の発展に大きく資するものと期待されます。
 この会議の開催中に、一般市民を対象とした市民講演会「理論研究者のみた新型コロナウイルス感染症」を6月28日(金)に開催します。過去数年にわたりパンデミックをもたらした新型コロナウイルス感染症に立ち向かってきた理論研究者が、感染症の伝播に関する医学的研究と、新型コロナウイルスタンパク質についての生物物理学的研究を、高校生、大学生及び一般市民向けに解説します。パンデミックが過ぎ去った今、新型コロナウイルス感染症を科学的観点から見直す機会としたいと考えています。

イベント概要

開催日時 令和6年(2024年)6月28日(金)16:45~18:45
開催地 京都大学理学研究科セミナーハウス(京都府京都市)
対象 どなたでも参加いただけます
定員 締切までの申込が定員を越えた場合、抽選にて事前申込枠の参加者を選び、抽選結果をメールでお知らせします。(事前申込締切:6月11日(火))
プログラム
◇新型コロナウイルス感染症の伝播の急所に関する数理
西浦 博Ph. D.(京都大学大学院 医学研究科 教授)
◇「富岳」を使って新型コロナウイルスタンパク質に挑む
杉田 有治Ph. D.(理化学研究所 計算科学研究センター チームリーダー)
 申込方法 参加費無料・要事前申込
以下のリンク先にある申込フォームより登録
申込フォームへのリンク
 問い合わせ 京都大学
メールアドレス:takada*biophys.kyoto-u.ac.jp ※アドレス中、*を@にしてお送りください
備考 主催:第21回IUPABCongress2024実行委員会、日本学術会議
共催:京都大学大学院理学研究科