市民公開講座「アディクションの克服に向けて」

 第35回国際神経精神薬理学会世界大会(35th The International College of Neuropsychopharmacology (CINP) World Congress 2024: CINP2024)が、5月23日(木)~26日(日)に東京国際フォーラムで開催されます。1990年に京都で行われた本邦初開催以来34年ぶり2回目の日本開催です。 近年、日本国内のみならず全世界的に精神神経疾患の多様化と増加が見られる中、神経精神薬理学の重要性は年々高まってきています。当国際会議では、「“New wave of Neuropsychopharmacology toward wellbeing”(ウェルビーイングに向けた神経精神薬理の新潮流)」をメインテーマに、 国内外の神経精神薬理学分野の研究・開発、中枢神経作用薬の開発と適正使用に向けた取り組み、神経精神薬理学分野における産官学連携の活性化等を主要題目として、研究発表と討論が行われることとなっており、その成果は、神経精神薬理学の発展に大きく資するものと期待されます。また、世界約50か国・地域、2,500名を超える精神医学、薬理学、脳科学の研究者、臨床薬剤師等、が一堂に会し、議論を行います。
 この会議期間中に、一般市民を対象とした市民公開講座「アディクションの克服に向けて」を5月26日(日)に開催します。プログラムの前半「アディクションの脳内メカニズムと治療法の開発」では、国際的に著明な海外の研究者をお招きして、最新の研究成果をご講演いただき、プログラムの後半「これからのアディクション対策」では、産官学を代表する先生方にご講演いただいた後に、 アディクションに対する今後の日本の対応に関して討論していただきます。

イベント概要

開催日時 令和6年(2024年) 5月26日(日)13:30~15:30
開催地 東京国際フォーラム(東京都千代田区)
対象 どなたでも参加いただけます。
定員 登録先着順500名
プログラム

前半セッション(英語)

●「アディクションの脳内メカニズムと治療法の開発」
座長:照沼 美穂(新潟大学大学院医歯学総合研究科 教授)
井手 聡一郎(公益財団法人 東京都医学総合研究所 副参事研究員)
講演者
Marina Picciotto(Yale University 教授)
George Koo (National Institute on Alcohol Abuse and Alcoholism (NIAAA) 所長)
Barbara Mason (The Scripps Research Institute 教授)

後半セッション(日本語)

●「これからのアディクション対策」
座長:盛山 正仁(衆議院議員 文部科学大臣)
大隅 典子(東北大学 副学長)
講演者
中谷 元(衆議院議員 依存症対策議員連盟会長)
辺見 聡(厚生労働省 障害保健福祉部長)
菊地 哲朗(大塚製薬株式会社医薬品事業部 シニアフェロー)
中込 和幸(国立精神・神経医療研究センター 理事長)
パネル討論
南 砂(読売新聞東京本社 常務取締役調査研究担当)
池田 和隆(公益財団法人 東京都医学総合研究所 参事研究員)
 申込方法 参加費無料・要事前申込
以下のリンク先にある申込フォームより登録
申込フォームへのリンク
 問い合わせ 東京都医学総合研究所 依存性物質プロジェクト
メールアドレス:addiction20210328*gmail.com ※アドレス中、*を@にしてお送りください
備考 主催:日本学術会議、日本神経精神薬理学会
後援:東京都医学総合研究所