公開シンポジウム「歴史教育シンポジウム(「歴史総合」をめぐって(7))-「歴史総合」の授業と教員養成を検討する」

 このシンポジウムでは「歴史総合」についてすでに6回検討してきた。歴史総合は2022年4月から授業が始まり1年以上が経過した。授業構想ではなく実際に授業を実施して、歴史教育の新しい側面の発見や逆に授業の困難も幾つか報告されている。今回は歴史総合が必履修科目である点に注目して企画した。歴史総合が学校教育で最後の歴史の授業になるかも知れない生徒に授業を行っている教員などに報告を依頼してみた。また、歴史総合や探求科目は、新しい試みであるために多くの現職教員は大学でその訓練を受けていない。これから教員になる大学生にどのような歴史教育を行っていくかを考えてみる必要があるだろう。3つの報告は、歴史教育の今後を考える貴重な素材を提供すると期待している。

イベント概要

開催日時 令和5年(2023)10月28日(土)13:00~17:00
開催地 一橋大学(東キャンパス)東2号館2201教室(東京都国立市中2-1)及びオンライン配信(ハイブリッド開催)
対象 どなたでも参加いただけます
定員 対面200人 オンライン300名
プログラム
司会:鈴木 茂(日本学術会議連携会員、名古屋外国語大学世界共生学部教授・学部長)
   高澤 紀恵(日本学術会議連携会員、法政大学文学部教授)
13:00~13:10 開会挨拶
若尾 政希(日本学術会議第一部会員<第24・25期>、一橋大学大学院社会学研究科教授、日本歴史学協会委員長)
13:10~13:20 趣旨説明
君島 和彦(日本学術会議連携会員、東京学芸大学名誉教授、日本歴史学協会常任委員)

報 告

13:20~14:00 「必修科目としての歴史総合-通信制、遠隔授業、そして普通科の高校で」
吉嶺 茂樹(札幌日本大学高等学校教諭)
14:00~14:40 「地域教材を活用した歴史総合の実践(仮)」
井本 幸輝(山口県立宇部西高等学校教諭)
14:40~15:20 「「歴史総合・探究」の時代の歴史の教員養成のあり方をめぐって(仮)」
小嶋 茂稔(日本学術会議連携会員、東京学芸大学副学長・教育学部教授、日本歴史学協会常任委員)
15:20~15:35 休 憩
15:35~16:55 パネルディスカッション
コメント 松本 直子(日本学術会議連携会員、岡山大学文明動態学研究所所長)
16:55~17:00閉会挨拶
栗田 禎子(日本学術会議第一部会員<第24・25期>、千葉大学大学院人文科学研究院教授、日本歴史学協会常任委員)
 申込み 参加費無料・要事前申込
以下の申込フォームよりお申し込みください。
申込フォームへのリンク
 問い合わせ メールアドレス: wakao.masaki(a)r.hit-u.ac.jp ※(a)を@にしてお送りください.
備考 主催:日本学術会議史学委員会、史学委員会中高大歴史教育に関する分科会
共催:日本歴史学協会