公開シンポジウム「市民性涵養と法教育―現場と法学教育の連携から考える」

 今日、社会におけるダイバシティ・インクルージョンが進展し、市民には「新しい教養」が求められる。その際、「市民性(シティズンシップ)」をいかに涵養するかが、教育のさまざま段階、局面において重要な課題である。その重要な一つの柱として法教育があり、近年、法的リテラシーの幅広い普及と拡充のための試行錯誤が積み重ねられている。法学専門教育(法曹養成を含む)と法教育を連動させる試みも行われている。本シンポジウムでは、中高の公民教育や大学教養教育、社会人の生涯教育等における法教育の実践例と諸機関の連携例を呈示し、これを踏まえた全体討論において今後の課題を探る。

・公開シンポジウム「市民性涵養と法教育―現場と法学教育の連携から考える」記録動画へのリンク

イベント概要

開催日時 2023(令和5)年7月30日(日)14:00~17:30
開催地 オンライン開催(Zoom Meeting配信)
※ 開催後、ネット上で一般公開(第3部を除く)予定
対象 どなたでも参加いただけます(要事前申込み)
定員 300人
プログラム

開会挨拶・趣旨説明(14:00~14:15)

開会挨拶 : 三成 賢次(大阪大学名誉教授・第一部会員)
趣旨説明 : 松本 尚子(上智大学教授・連携会員)・林 真貴子(近畿大学教授・連携会員)
資料(PDF形式:1,185KB)

第1部 法学専門教育と法教育(14:15~14:55)

「法学を体験して学ぶ―法学部における模擬裁判、模擬検察審査会の実践から」
平山 真理(白鷗大学教授・連携会員)
資料(PDF形式:2,856KB)
「法に触れた少年に対する『法教育』の実践と課題:法科大学院と少年院との連携協定に基づく試み」
武内 謙治(九州大学教授・連携会員)
資料(PDF形式:276KB)

第2部 法教育の現場(15:00~16:00)

「弁護士会における法教育活動:神奈川県弁護士会での取り組みから」
村松 剛(弁護士・日弁連)
資料1(PDF形式:139KB)
資料2(PDF形式:332KB)
資料3(PDF形式:436KB)
資料4(PDF形式:548KB)
「18歳成人制と法教育の課題」
渡邊 弘(鹿児島大学准教授)
資料(PDF形式:1,094KB)
「社会人教育としての法教育の課題」
田中 教雄(九州大学教授・連携会員)
資料(PDF形式:752KB)

第3部 総合討論(16:10~17:25)

・各報告者
コメンテーター:藤井 剛(明治大学特任教授)
資料(PDF形式:231KB)
コメンテーター:小川 幸司(長野県伊那弥生ケ丘高校教員)
資料(PDF形式:215KB)
討論司会:松本 尚子(上智大学教授・連携会員)

閉会挨拶 (17:25~17:30)

小澤 隆一(東京慈恵会医科大学教授・特任連携会員)
総合司会 : 長谷河 亜希子(弘前大学准教授・連携会員)
 申込み 参加費無料・要事前申込み
以下のリンク先フォームから申込み
申込みフォームへのリンク
 問い合わせ 市民性涵養と法教育シンポジウム実行委員会
E-mail: k.mitunari(a)gmail.com ※(a)を@に変えてご使用ください。
備考 主催:日本学術会議・法学委員会・「市民性」涵養のための法学教育システム構築分科会