中部地区会議学術講演会「食と健康の最前線」

 現代人の大きな関心に食と健康の問題がある。日本の食料自給率は36%程度で先進国とよばれる国の中では最低で、国内の生産者の高齢化のため農業や水産業の持続性自体が危機に陥っている。このような危機的な状況にありながら、高齢化社会の到来とともに食に対する関心は非常に高く、味だけでなく、栄養価、安全性、経済性などもその評価に加わっている。そのため、農学や水産学の分野では、いかに健康価値の高い、収益性のある食品をつくることができるかに、大きな関心が集まっている。そのためには、農学や水産学だけでなく、育種学や遺伝学、さらには栄養学や健康学なども加わり、様々な分野が融合して新しい学問分野を切り開くための研究が進みつつある。本シンポジウムでは、食と健康に焦点をあて、新しい研究の進展を紹介する。

イベント概要

開催日時 2023年7月7日(金)13:00~16:20
開催地 福井県立大学講堂(福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島4-1-1) 対面・オンライン併用開催
対象 どなたでも参加いただけます。(事前参加申込制)
参加費 無料
プログラム
13:00~13:05 開会挨拶
福井県立大学学長 岩崎 行玄
13:05~13:15 日本学術会議会長挨拶
日本学術会議会長 梶田 隆章(日本学術会議会長・第三部会員、東京大学宇宙線研究所・教授)
13:15~13:25 主催者挨拶
日本学術会議中部地区会議代表幹事 池田 素子(日本学術会議第二部会員、名古屋大学大学院生命農学研究科教授)
13:25~13:35 科学者との懇談会活動報告
中部地区科学者懇談会幹事長 松田 正久(同朋大学学長)
13:35~16:15 学術講演会
講演「福井県立大学でのイネ育種への挑戦 ~地方大学で遺伝子研究は役に立てるのか?~」
三浦 孝太郎(福井県立大学生物資源学部教授)
講演「魚類特有のⅠgT抗体の粘膜免疫制御と養殖産業への応用」
瀧澤 文雄(福井県立大学海洋生物資源学部准教授)
講演「健康につながる食行動を促進する要因の解明 ~食べる力・生きる力を育むためのヒント~」
小島 亜未(福井県立大学看護福祉学部教授)
16:15 閉会挨拶
松原 宏 (福井県立大学地域経済研究所特命教授)
 申込み方法 要事前登録
以下のリンク先にある申込フォームからお申し込みください。
申込フォームへのリンク
登録締切:6月30日(金)※定員になり次第、申込み受付を終了いたします。
 問い合わせ 日本学術会議中部地区会議事務局(名古屋大学研究協力部研究企画課内)
TEL:052-789-2039
福井県立大学
TEL:0776-68-8298
備考 主催:日本学術会議中部地区会議
共催:福井県立大学
後援:公益財団法人日本学術協力財団