公開シンポジウム「次世代型元素戦略を考える」
本会議は、上記のとおり、日本学術会議化学委員会・化学企画分科会、分子化学研究所、及び日本化学会戦略企画委員会の合同開催会議として毎年開催し、化学分野における様々な重要課題を取り上げて議論し、報告、提言等を発出してきた。今回は、日本学術会議の学術の中長期研究戦略で化学委員会から応募した「元素戦略」について議論する。資源の枯渇・偏在リスク、産出国による資源の取り込みなどの危機感から化学分野を中心に2004年に「元素戦略」の重要性、必要性が世界に先駆けて提唱された。その後、文部科学省、国立研究開発法人科学技術振興機構、経済産業省を中心とした幾つかのプロジェクトを経て、2012年から文部科学省「元素戦略プロジェクト(研究拠点形成型)」がスタートし、2022年3月に終了した。磁性材料、触媒・電池材料、電子材料、構造材料の4拠点を中心に、減量、代替、循環、規制、新機能の5つのキーワードのもと、幾つかの革新的材料の創製に成功してきた。しかし、多様な元素の高度利用、新機能創成、元素の再循環という元素戦略の基本理念に立ち返り、「元素戦略」をさらに発展させる必要がある。今後の元素戦略について討論する。
イベント概要
開催日時 | 令和5年6月15日(木)13:10~16:50 |
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開催地 | 分子科学研究所(愛知県岡崎市明大寺町)研究棟201号室(ハイブリッド開催) |
対象 | どなたでもご参加いただけます。 |
プログラム |
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申込方法 | 参加を希望される方は以下のリンク先にて必要事項をご記入ください。 申込先ページへのリンク 締め切り:【現地参加】2023年6月8日(木)、【オンライン参加】2023年6月12日(月) |
問合せ先 | 山本 浩史(分子科学研究所 研究総主幹・協奏分子システム研究センター 教授) yhiroshi*ims.ac.jp (送信の際には*を@ に変えてください) |
備考 | 主催:日本学術会議化学委員会、化学委員会化学企画分科会 共催:大学共同利用機関法人自然科学研究機構分子科学研究所、公益社団法人日本化学会戦略企画委員会 |