公開シンポジウム「世界哲学と世界の危機 World Philosophy and World Crises」
哲学系諸学会国際連合(FISP)は哲学分野最大の国際学会組織であり、ISCの人文学領域の対応組織であるCIPSH(国際哲学人文学会議)に1949年以来加盟している。日本のFISP加盟学会は日本哲学会を含む日本哲学系諸学会連合である。この度、FISPの運営委員会が2023年5月29~30日に東京大学本郷キャンパスにて開催されることになり、出席するために来日する約25名のFISP運営委員を招聘して公開シンポジウムを開催する。
シンポジウムのテーマ「世界哲学と世界の危機」は、これまで暗黙裡に西洋のものとされてきた哲学を世界に開き、「世界哲学」として鍛え直すこと、それによってロシア・ウクライナ戦争、気候温暖化、パンデミックなどのグローバルな課題、さらに人種問題・ジェンダー・経済格差などの社会的課題にいかに対処するかを議論することを意味する。
日本哲学会・日本哲学系諸学会連合は、5年ごとに開催されるFISPの世界大会である世界哲学会大会(WCP)を2028年に誘致する予定である。学術会議の本分科会は、その大会の理念として日本から打ち出す「世界哲学」を哲学系諸領域の委員がともに構想するために設けている。本シンポジウムはWCPに先立ち、各国から集まるFISP運営委員とこの構想を共有し、対話により練り上げることを意図している。
イベント概要
開催日時 | 2023年5月28日(日)9:30~19:00 |
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開催地 | 東京大学本郷キャンパス文学部一番大教室(文京区本郷7-3-1) |
対象 | どなたでも参加いただけますが、使用言語は英語のみです(通訳なし) |
定員 | なし |
プログラム |
挨拶及び基調講演
発表セッション
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申込み | 参加費無料・事前申込不要 |
備考 | 主催:日本学術会議哲学委員会世界哲学構築のための分科会、日本哲学会、哲学系諸学会国際連合(FISP) 共催:東アジア藝文書院(EAA)、哲学会 |