公開シンポジウム「GX:グリーントランスフォーメーションに挑む応用物理-持続可能な未来社会に向けて-」

 地球温暖化の可能性が議論されるなか、将来の気候変動リスクの低減に向けた2050年カーボンニュートラルの目標達成を見据え、より広範囲の産業、社会、経済の改革を含めたグリーンエネルギーへの転換(グリーントランスフォーメーション : GX)に向けた各種プロジェクトが世界中で始まっている。このGXには応用物理分野が様々な角度から寄与している。本シンポジウムでは、応用物理学会がまとめたWebコラム「GXに挑む応用物理」に基づき、GXの進展に寄与する応用物理の役割を一線の研究者にご講演いただくとともに、未来社会にむけた分野横断的な知の融合の進展によるイノベーションの創出をどのように図るか等を議論する機会とする。

イベント概要

開催日時 令和5年3月15日(水)13:30~17:50
開催地 上智大学四谷キャンパス+Zoom
対象 どなたでもご参加いただけます。
定員 オンライン(Zoom)500名 ※一般公開はオンラインのみ
プログラム
オープニング
13:30 趣旨説明
筑本 知子(日本学術会議第三部会員、中部大学超伝導・持続可能エネルギー研究センター教授)
応用物理学会会長挨拶
平本 俊郎(応用物理学会会長、東京大学生産技術研究所教授)
第1セッション
司会:藤原 聡(日本学術会議連携会員、日本電信電話株式会社物性科学基礎研究所上席特別研究員)
13:40 基調講演「実現すべき豊かな未来―GX、自律分散社会、そしてWell-being-」
伊藤 智(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構技術戦略研究センター デジタルイノベーションユニット長)
14:20 「半導体製造グリーン化に向けた学術的課題:大量電力消費型産業からの脱却へ」
堀 勝(日本学術会議連携会員、名古屋大学低温プラズマ科学研究センター教授、センター長)
14:50 「GXに貢献する超伝導技術」
筑本 知子(日本学術会議第三部会員、中部大学超伝導・持続可能エネルギー研究センター教授)
休憩(15分)(15:20~15:35)
第2セッション
司会:板垣 奈穂(日本学術会議連携会員、九州大学大学院システム情報科学研究院教授)
15:35 「主力電源としての太陽光発電技術-カーボンニュートラル社会の実現に向けてどのような太陽電池が必要となるか?」
小長井 誠(日本学術会議連携会員、東京都市大学総合研究所特別教授)
16:05 基調講演「カーボンニュートラル実現に貢献する蓄電池技術」
小林 弘典(国立研究開発法人産業技術総合研究所総括研究主幹)
休憩(15分)(16:45~17:00)
17:00 パネルディスカッション
「GXの推進には、今、応用物理分野に何が必要か?ー産官学・学会の役割、人材育成、などー」
モデレータ:下山 淳一(青山学院大学理工学部教授)
登壇者:秋永 広幸(国立研究開発法人産業技術総合研究所総括研究主幹)、他上記招待講演者・登壇者
17:50 クロージング
下山 淳一(青山学院大学理工学部教授)
 申し込み方法 事前申し込みは不要です。当日、下記リンク先HPに公開されていますZoomボタンをクリックしご参加いただけます。
(「Zoom」をクリック、フォームに入力し、登録を押すと開催中のウェビナーにご参加いただけます)
公開シンポジウム「GX:グリーントランスフォーメーションに挑む応用物理-持続可能な未来社会に向けて-」HPへのリンク
 問合せ先 板垣奈穂(九州大学教授)e-mail:itagaki*ed.kyushu-u.ac.jp(送信の際には*を@に変えてください)
備考 主 催:日本学術会議総合工学委員会未来社会と応用物理分科会、公益社団法人応用物理学会