公開シンポジウム「デザインの概念とその広がり-社会的理解をめざして」

 昨今の社会および自然環境における諸課題のもとで、都市および地域の持続性を支える空間計画、施設計画・設計、マネジメントを推進するためには、既存の枠組みや空間単位を柔軟に横断・反復することが不可欠である。こうした多様な計画・設計・マネジメントの有機的統合を図るため、可視的で統合的な概念である「デザイン」への期待が高まっており、デザインをめぐる知の構築が求められている。
 本シンポジウムでは、デザイン領域の広がり、造形デザインの価値、情報科学とデザイン、デザインの主体、自然と人間の関係構築のためのデザインなど、多様な視点から都市・地域をめぐるデザインについて考え、デザインすることの意味と可能性、幅広い価値の伝え方などについて議論する。地域の価値を高め、人々のウェルビーイングとソーシャル・キャピタルの充実をはかり、経済価値をもたらすことを通じて持続的な都市・地域の実現に資するデザインのあり方に向けた手がかりを得る。

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イベント概要

開催日時 2023年2月4日(土)13:00~17:10
開催地 オンライン開催
対象 どなたでも参加いただけます
定員 約1000名(事前申込先着順)
参加費 無料
プログラム
司会 小野 悠(日本学術会議連携会員、若手アカデミー幹事、豊橋技術科学大学准教授)
13:00 趣旨説明と解題 「都市・地域をめぐるデザインへの問い」
佐々木 葉(日本学術会議第三部会員、早稲田大学理工学術院教授)
13:20 「デザインの社会的認識と評価」
田中 一雄(GKデザイングループ・代表取締役社長/CEO)
14:00 「情報学におけるデザイン・デザインにおける情報学」
中小路 久美代(日本学術会議連携会員、公立はこだて未来大学システム情報科学部情報アーキテクチャ学科教授)
14:40 「デザインの主体をひろげる-コ・デザインの可能性」
上平 崇仁(専修大学ネットワーク情報学部教授)
15:20 「自然と人間をつなぐ土木デザイン」
星野 裕司(熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター准教授)
16:00 休憩
16:10 総合討論
パネリスト
講演者4名
古谷 誠章(日本学術会議連携会員、早稲田大学創造理工学部建築学科教授)
コーディネーター:佐々木 葉
17:10 閉会挨拶 古谷 誠章
 申し込み方法 以下のページのリンク先より参加登録をしてください。
参加申し込みページへのリンク
 問合せ 小野 悠(豊橋技術科学大学) E-mail: ono.haruka.ac(a)tut.jp((a)を@に変更)
備考 主催:日本学術会議土木工学・建築学委員会都市・地域デザインの多様なアプローチ分科会
共催:一般社団法人日本建築学会、公益社団法人土木学会、公益社団法人日本都市計画学会、公益社団法人日本造園学会
後援:一般社団法人日本計画行政学会