公開シンポジウム「人口減少時代の地域のかたち」

 人口減少は世界の先進国共通の課題です。日本も例外ではありませんが、その発現の仕方は地域によって大きく異なります。過疎地域や限界集落といった用語が一般化したように、従来は農山村や地方都市といった文脈で人口減少が取り上げられることが多かったのですが、東京をはじめとする大都市圏においても人口減少が社会や経済に小さくない影響を及ぼしています。こうした地域的問題を考察し、今後の地域社会・経済の行く末を展望する学問分野として「地域学」が注目されています。そこで本シンポジウムでは地域学の視点から人口減少時代における地域の多様なかたちについて、幅広い市民・国民の皆様と議論を深めます。

イベント概要

開催日時 令和4年12月4日(日) 13:30-16:45
開催地 日本学術会議講堂(オンライン配信あり)
対象 どなたでも参加いただけます
定員 対面は200人程度
プログラム
〈司会〉小林 知(学術会議連携会員、京都大学東南アジア地域研究研究所教授)
開会あいさつ
小長谷有紀(学術会議会員、独立行政法人日本学術振興会監事)

招待講演

少子化・人口減少にむかう国家と地域 ―地域学の視点から
山下祐介(学術会議連携会員、東京都立大学人文社会学部教授)
百年まちづくり企業の住み続けられる地域のつくり方
東浦亮典(東急株式会社常務執行役員)

分科会報告

人口減少下の「選択される地域」 ―「企業の地域学」の展開をめぐって
佐無田光(学術会議特任連携会員、金沢大学人間社会研究域経済学経営学系教授)
多文化教育と地域学
池口明子(学術会議連携会員、横浜国立大学教育学部准教授)
人口減少時代における地域学の学び
井口 梓(学術会議連携会員、愛媛大学社会共創学部准教授)

総合討論

コーディネーター:田原裕子(学術会議連携会員、國學院大學経済学部教授)
閉会あいさつ
宮町良広(学術会議連携会員、大分大学経済学部教授)
 申込み 参加費無料・要事前申込
 参加をご希望の方は、11月28日(月)までに下記リンク先またはポスター掲載QRコードより事前申込みをお願いします(対面・オンラインとも)。
 なお本シンポジウムは対面を基本とします。オンライン併用は、遠方からの参加者のため補助的手段にすぎないことを予めご了解ください。
参加登録フォームへのリンク
 問い合わせ 日本学術会議地域研究委員会・地域学分科会委員長 宮町良広
E-mail: ymiya*oita-u.ac.jp(送信の際には*を@に変えてください)
備考 主催:日本学術会議地域研究委員会・地域学分科会
共催:地理学連携機構、人文・経済地理関連学会協議会