公開シンポジウム「歴史教育シンポジウム:歴史総合をめぐって(6)「「歴史総合」の教科書と授業を検討する」」

 このシンポジウムシリーズでは過去5回にわたって「歴史総合」について各方面から検討してきたが、令和4年4月から実際に「歴史総合」の授業が始まり、教科書が使用されている。そして、教科書は市販もされ、多くの人が見られるようになった。これらを受けて、どのような教科書が出来上がったか、学習指導要領とその解説の趣旨はどのように実現されたかなどを検討する。さらに、授業で使う教科書とは何か、授業ではどのように利用されるのか、歴史用語の暗記中心の歴史教育から大きく脱皮した新学習指導要領の下で、「歴史総合」では、教科書はどのように位置付けられるか、教科書と授業の関係を検討する。

イベント概要

開催日時 令和4年(2022年)10月29日(土)13:30~17:30
開催地 オンライン開催
対象 どなたでも参加いただけます
定員 先着300人(300名を超えた場合には、YouTubeでの同時配信を行う予定です)
プログラム
総合司会
中野 聡(日本学術会議連携会員、日本歴史学協会常任委員、一橋大学学長)
君島 和彦(日本学術会議連携会員、日本歴史学協会常任委員、東京学芸大学名誉教授)
13:30~13:40 開会挨拶
若尾 政希(日本学術会議第一部会員、日本歴史学協会委員長、一橋大学大学院社会学研究科教授)
13:40~13:50 趣旨説明
君島 和彦(日本学術会議連携会員、日本歴史学協会常任委員、東京学芸大学名誉教授)

報 告

13:50~14:30 「「歴史総合」のめざすものー教科書の検討から」
黒川みどり(静岡大学教育学部教授)
14:30~15:10 「「歴史総合」の教科書分析と一年間の授業づくり」
若杉 温(千葉県立幕張総合高校教諭)
15:10~15:50 「歴史教育実践と教科書」
坂井 俊樹(日本学術会議連携会員、開智国際大学教育学部教授、東京学芸大学名誉教授)
16:00~17:25 パネルディスカッション
17:25~17:30閉会挨拶
栗田 禎子(日本学術会議第一部会員、日本歴史学協会常任委員、千葉大学大学院人文科学研究院教授)
 申込み 参加費無料・要事前申込
以下のリンク先にある申込フォームより、申し込み
申し込みフォームへのリンク
 問い合わせ メールアドレス:wakao.masaki(a)r.hit-u.ac.jp ※(a)を@にしてお送りください.
備考 主催:日本学術会議史学委員会、同中高大歴史教育に関する分科会
共催:日本歴史学協会