公開シンポジウム「異なるモダリティを統合するバイオ計測の最前線と展望」

 1細胞オミックス解析や大規模ゲノム配列解析、バイオイメージング技術の近年の発展は著しい。これらの最先端バイオ計測から得られる異なるモードのデータを関連づけるための数理・情報科学の発展や莫大なデータを管理・共有するためのデータベースの整備が進められている。本公開シンポジウムでは、国内のバイオ計測拠点をリードする研究者や異なるモダリティのバイオ計測の新技術を開発する研究者、またオープンサイエンスに向けたバイオ計測データベースを構築する最先端の研究者が登壇し、「いかにしてバイオ計測の融合により新しい価値ある研究を展開し、国民の健康に資する知見を提供するか?」について議論する。

イベント概要

開催日時 2022年11月15日(火)13:00~17:40
開催地 日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34)(ハイブリッド開催)※新型コロナウイルス感染の状況により変更の可能性あり
対象 どなたでも
プログラム
13:00~13:10 開会の挨拶
原田 慶恵(日本学術会議連携会員、大阪大学蛋白質研究所教授)
13:10~14:30 第1部「バイオ計測の最先端」
座長:原田 慶恵(日本学術会議連携会員、大阪大学蛋白質研究所教授)
『生命科学の発展を加速する次世代統合バイオイメージング科学』
永井 健治(日本学術会議連携会員、大阪大学産業科学研究所教授)
『分野融合型バイオ計測技術開発とその実践』
竹山 春子(早稲田大学理工学術院教授)
『先端バイオイメージング支援プラットフォーム(ABiS)の紹介』
上野 直人(自然科学研究機構基礎生物学研究所教授)
『シングルセル解析から空間トランスクリプトーム解析へ:統合ゲノム医科学情報連携研究機構の紹介』
鈴木 穣(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)
14:30~14:45 休憩
14:45~16:05 第2部「異なるモダリティの統合に向けた技術開発」
座長:坂内 博子(日本学術会議連携会員、早稲田大学理工学術院教授)br/>
『光遺伝学のインパクトとその発展』
神取 秀樹(日本学術会議連携会員、名古屋産業大学大学院工学研究科教授)
『ヒトの健康・病態を対象とするマルチモーダルイメージング』
渡辺 恭良(理化学研究所生命機能科学研究センターチームリーダー)
『データベースSSBD、データ共有プラットフォームOMEROが開くオープンサイエンス』
大浪 修一(理化学研究所生命機能科学研究センターチームリーダー)
『データ共有を推進する研究データ基盤NIIResearchDataCloudの現状と展望』
山地 一禎(国立情報学研究所コンテンツ科学研究系教授)
16:15~16:30 休憩
16:30~17:30 総合討論
モデレーター:諏訪 牧子(日本学術会議連携会員、青山学院大学理工学部教授)
パネリスト:シンポジウム登壇者全員
      小林 武彦(日本学術会議第二部会員、東京大学定量生命科学研究所教授)
 申込み 参加費無料・要事前申込
以下のリンク先にある申込フォームより登録
申し込みフォームへのリンク
 問い合わせ 坂内博子(早稲田大学)
E mail:hiroko.bannai*waseda.jp (送信の際は*を@に変更してください。)
備考 主催:日本学術会議基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同生物物理学分科会、基礎生物学委員会・統合生物学委員会・農学委員会・基礎医学委員会・薬学委員会・情報学委員会合同バイオインフォマティクス分科会、オープンサイエンスを推進するデータ基盤とその利活用に関する検討委員会、基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同IUPAB分科会
共催:日本生物物理学会