日本学術会議in宮城 公開学術講演会「積雪・寒冷地域における暮らしのこれまでとこれから-持続可能な発展のための氷雪圏からの視座-」

 わが国は夏季には温暖であるが、冬季には積雪や凍結に見舞われる地域が多く、人々は工夫を凝らしながら暮らしてきた。また、近代化に伴い、寒冷地ではない都市部でも少量の積雪や凍結が経済活動に混乱を来すようにもなっている。
 本講演会では、日本のみならず世界にも目を向け、寒冷な地域での人々の暮らしについて、歴史学、社会人類学、農学、雪氷学、環境学の専門家からお話を伺い、今後、私たちの生活様式の変化や気候変動が寒冷地域にもたらす新たな課題と、その課題にどのように向き合っていく必要があるかを参加者とともに考えたい。

イベント概要

開催日時 2022年11月5日(土)13:30-16:55
開催地 オンライン開催(Zoomウェビナー)
対象 どなたでも参加いただけます
定員 500名
プログラム
司会進行:武藤 由子(日本学術会議連携会員、岩手大学農学部 准教授)
13:30~13:40 開会挨拶
日本学術会議会長 梶田 隆章
東北大学総長   大野 英男(日本学術会議連携会員)
13:40~14:40 講演
 「昭和初期の雪害運動について」
伊藤 大介(東北学院大学教養教育センター 助教)
 「北国の農業を支える寒さ、涼しさ、雪の恩恵」
下野 裕之(日本学術会議連携会員、岩手大学農学部 教授、岩手大学次世代アグリイノベーション研究センター センター長)
14:40~14:55 <休憩 15分>
14:55~16:25 講演
 「雪氷災害と雪氷環境およびその変化について」
根本 征樹(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 雪氷環境実験室 室長)
 「大気中の微粒子とその気候影響-積雪・寒冷地域での大気観測例を交えて」
岩本 洋子(広島大学大学院統合生命科学研究科 准教授)
 「氷の文化誌-永久凍土の恵みと災い」
高倉 浩樹(日本学術会議東北地区会議会員、東北大学東北アジア研究センター 教授)
16:25~16:55 質疑応答
16:55 閉会挨拶
佐藤 嘉倫(日本学術会議東北地区会議代表幹事、京都先端科学大学人文学部学部長・教授、東北大学大学院文学研究科 教授)
 申込み 以下のリンクページより参加登録をしてください。
参加登録ページへのリンク
申込み締切:10月30日(日)※定員になり次第事前申込み受付を終了します。
 問合せ 東北大学研究推進課
TEL:022-217-4840
E-mail: kenkyo(a)grp.tohoku.ac.jp (送信の際に(a)を@に変えてください)
備考 主催:日本学術会議
共催:国立大学法人東北大学
後援:公益財団法人日本学術協力財団、東北学院大学、国立大学法人岩手大学、国立研究開発法人防災科学技術研究所、国立大学法人広島大学