学術フォーラム「安心感への多面的アプローチ」

 COVID19の大流行、異常気象、他国からの侵攻、核爆弾利用の脅し、福島事故後の風評被害など、昨今、従来にも増して不安感の強い社会状況が続いている。一方、道路交通における自動運転など新しい技術や地球温暖化を抑制する施策の社会実装においては、その技術や施策が社会に受け入れられる形になっている必要がある。ここで、江戸時代の「知らしむべからず」施策による無知に根ざした安心感ではなく、寺田寅彦の「正当に怖がる」ことが重要である。本フォーラムでは、「科学技術基本計画」(第6期から「科学技術・イノベーション基本計画」)にも継続してうたわれている人々が安心を感じる社会を実現するために必要な科学技術について、多様な専門分野の研究者から事例や考え方をご紹介頂き、安心感の構成要素を明らかにすることで、人々が安心を感じる社会の在り方を議論する。

イベント概要

開催日時 2022年11月 5日(土)13:00~17:10
開催地 オンライン開催(Zoomウェビナー)
対象 どなたでも視聴参加いただけます。
参加費 無料
プログラム
司会:辻  佳子(日本学術会議連携会員、東京大学環境安全研究センター教授)
   大倉 典子(日本学術会議第三部会員、芝浦工業大学名誉教授・SIT 総合研究所特任教授)
13:00 開会挨拶
吉村 忍(日本学術会議第三部長、東京大学副学長、大学院工学系研究科教授)
13:10 講演 「ソーシャルメディアと安心感」
遠藤 薫(日本学術会議連携会員、学習院大学法学部政治学科教授)
抄録(PDF形式:197KB)
13:40 講演 「医薬品と安心感」
土屋 文人(元日本薬剤師会副会長、元国際医療福祉大学教授)
抄録(PDF形式:132KB)
14:10 講演 「AI と安心感」
佐倉 統(日本学術会議特任連携会員、東京大学大学院情報学環教授)
抄録(PDF形式:116KB)
14:40 講演 「情報学から見たつながりと変化と安心感」
柴山 悦哉(日本学術会議連携会員、東京大学情報基盤センター教授)
抄録(PDF形式:145KB)
15:10 講演 「道路交通における自動運転と安心感」
須田 義大(日本学術会議連携会員、東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構長、生産技術研究所教授)
抄録(PDF形式:219KB)
15:40 講演 「安心感モデルの適用」
庄司 裕子(日本学術会議連携会員、中央大学理工学部教授)
抄録(PDF形式:103KB)
16:10 休憩
16:20 パネル討論
モデレータ:大倉 典子(日本学術会議第三部会員、芝浦工業大学名誉教授・SIT 総合研究所特任教授)
パネリスト:講演者、辻 佳子(日本学術会議連携会員、東京大学環境安全研究センター教授)
17:00 閉会挨拶
須田 義大(日本学術会議連携会員、東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構長、生産技術研究所教授)
事後報告書(PDF形式:142KB)
 申込み 以下のリンク先よりお申込みください。
参加登録ページへ
 お問い合わせ先 日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当
電話:03-3403-6295
備考 主催:日本学術会議
共催:日本感性工学会
協賛:自動車技術会