事故による子どもの傷害は多発しており、同じ年齢層の子どもに同じ事故が起こり続けています。すなわち、現在、予防策と考えられているものは機能していません。本シンポジウムでは、主に14歳以下の非意図的な傷害の予防を目的に、今、子どもの傷害に関わっている組織の方々に、子どもの傷害についての現状・対応・課題を述べていただき、それらの実態に対して科学的にどのように取り組み、どうしたら子どもの傷害の発生数を減らすことができるか、どのようなシステムが必要かについて議論します。
イベント概要
開催日時 |
2022年7月23日(土)14:00~17:00 |
開催地 |
オンライン開催 |
対象 |
どなたでも参加いただけます |
定員 |
500名(先着順) |
プログラム |
- 開会挨拶
- 山中 龍宏(日本学術会議特任連携会員、緑園こどもクリニック院長)
【第1部:傷害予防の現状と課題】
- 14:00 わが国の子どもの傷害の実態と課題
- 山中 龍宏(日本学術会議特任連携会員、緑園こどもクリニック院長)
- 14:10 救急搬送におけるデータ収集の課題
- 阪本 浩司(東京消防庁 防災安全課生活安全係長)
- 14:20 医療機関におけるデータ収集の課題
- 岸部 峻(東京都立小児総合医療センター救命救急科医員)
- 14:30 学校管理下の事故のデータと課題
- 森本 晋也(文部科学省 総合教育政策局 安全教育調査官)
- 14:40 子どもの事故予防への行政(自治体)の取り組み
- 松田 初弘(東京都生活文化スポーツ局 生活安全課 統括課長代理)
- 14:50 子どもの事故予防への行政(国)の取り組み
- 消費者庁(登壇者調整中)
【第2部:データを収集・活用するための学術】
- 15:00 現場で運用可能な傷害情報収集システムの構築
- 北村 光司(国立研究開発法人産業技術総合研究所情報・人間工学領域主任研究員)
- 15:10 表データを利活用するためのAI技術
- 相澤 彰子(日本学術会議第三部会員、国立情報学研究所コンテンツ科学研究系教授)
- 15:20 プライバシを保護したデータ利活用にむけて
- 宮地 充子(日本学術会議第三部会員、大阪大学大学院工学研究科電気電子情報工学専攻教授)
- 15:30 身体活動増進を介して子どもの事故を減らす学校環境デザイン
- 伊香賀 俊治(日本学術会議連携会員、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授)
- 15:40 子ども・保護者の視点に立つ事故予防の生活デザイン
- 神吉 紀世子(日本学術会議連携会員、京都大学工学系研究科建築学専攻教授)
- 15:50 新たな傷害制御学の創造に向けて
- 西田 佳史(日本学術会議特任連携会員、国立大学法人東京工業大学教授)
【第3部:総合討論】
- Data to Design: データを成育環境デザインにつなげる現場共創型総合科学の創造
- 矢口 まゆ(町田市議会議員)
出口貴美子(NPO法人Love & Safetyおおむら代表)
第1部、第2部講演者
- 閉会挨拶
- 西田 佳史(日本学術会議特任連携会員、国立大学法人東京工業大学教授)
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申し込み |
以下のページのリンク先より事前に参加登録して下さい。
参加登録ページへのリンク
申し込みの締め切りは7月20日(水)です。お申し込みをされた方に、Zoomウェビナーのリンクをご案内いたします。 |
問い合わせ |
NPO法人 Safe Kids Japan
メール info(a)safekidsjapan.org (a)を@に変更してください。 |
備考 |
主催:日本学術会議臨床医学委員会・心理学・教育学委員会・健康・生活科学委員会・環境学委員会・土木工学・建築学委員会合同子どもの成育環境分科会 |