わが国における安全に関する学際的なシンポジウムとして日本学術会議主催で40年以上にわたり継続して実施されてきている。毎年幹事学会が順番で担当し実行委員会を組織しテーマを決めて実施する。2022年度は、第52回として土木学会が幹事学会となり企画・運営を行い、「気候変動を見据えた安全・安心・安定」のテーマのもと開催される。共催学会名にみられるように多分野の研究者の発表の場であり、意見交換の場ともなっている。異分野間での安全に対する取り組みの差異、あるいは共通する理念について有意義な意見交換が期待でき、日本学術会議総合工学委員会、安全・安心・リスク検討分科会で進めている「安全目標」、「安心感」、「自動運転」をはじめとする検討成果の広く一般への発表がなされ、多分野の専門家からの意見集約も期待できる。
イベント概要
開催日時 |
令和 4年 6月29日(水)~7月1日(金) |
開催地 |
オンライン開催 |
対象 |
どなたでも参加いただけます。 ※事前に参加申し込みが必要です。 |
参加費 |
無料 |
プログラム |
2022年6月29日(水)9:20~19:00
- 9:20-9:30 開会挨拶
- 日本学術会議総合工学委員会委員長 小山田 耕二(日本学術会議第三部会員、京都大学学術情報メディアセンター教授)
- 9:40-11:40 オーガナイズドセッション1「化学物質を取り扱う研究現場におけるリスク」
- 司会 土橋 律(東京大学教授)
- 9:40-11:40 オーガナイズドセッション2「環境配慮型木造建築の普及に向けた国内外の火災安全研究の動向」
- 司会 鈴木 淳一(国土技術政策総合研究所)
- 9:40-11:40 オーガナイズドセッション3「プロセス安全の推進」
- 司会 南川 忠男(化学工学会安全部会)
- 昼休み(11:40-12:20)
- 12:20-14:20 パネルディスカッション1「リスク学の歴史・展開・社会実装」
- 司会 藤井 健吉(花王株式会社研究戦略・企画部部長)
- 12:20-14:20 オーガナイズドセッション4「災害と防災に関する心理学」
- 司会 竹村 和久(早稲田大学教授)
- 12:20-14:20 オーガナイズドセッション5「分野を横断する安全技術」
- 司会 福田 隆文(長岡技術科学大学教授)
- 14:40-16:40 オーガナイズドセッション6「新たな社会状況下における社会安全に関するリスクマネジメントの課題」
- 司会 野口 和彦(日本学術会議連携会員、横浜国立大学IASリスク共生社会創造センター客員教授)
- 14:40-16:40 オーガナイズドセッション7「安全マネジメントの在り方の再考」
- 司会 藤野 秀則(福井県立大学准教授)
- 14:40-16:40 オーガナイズドセッション8「社会安全とAI」
- 司会 野村 泰稔(立命館大学教授)
- 17:00-19:00 オーガナイズドセッション9「デジタル社会における電力需要設備のスマートメンテナンスへの健全移行」
- 司会 西村 和則(広島工業大学教授)
- 17:00-19:00 オーガナイズドセッション10「ウイズコロナ禍での安全体験研修の在り方」
- 司会 新井 充(日本学術会議特任連携会員、東京大学名誉教授)
2022年6月30日(木)9:30~18:10
- 9:30-11:10 オーガナイズドセッション11「気候変動と安心感」
- 司会 大倉 典子(日本学術会議第三部会員、芝浦工業大学名誉教授・SIT総合研究所特任教授、中央大学大学院理工学研究科客員教授)
- 9:30-11:10 オーガナイズドセッション12「環境に配慮した宇宙推進システムの展望」
- 司会 髙橋 賢一(日本大学教授)
- 9:30-11:30 オーガナイズドセッション13「ものづくり・ひとづくり・ことづくりにおける安全教育の実践例」
- 司会 中村 瑞穂(職業能力開発総合大学校准教授)
- 昼休み(11:30-12:30)
- 13:00-14:00(予定) 特別講演 「気候変動への適応策・緩和策と安全工学」
- 講演者:沖 大幹(日本学術会議第三部会員、東京大学大学院工学研究科教授)
- 13:50-15:50 連携パネルディスカッション「気候変動への適応に向けたこれからの地域社会の構築」
- 司会 長谷川 潤(さいたま市役所主査)
- 13:50-15:50 オーガナイズドセッション14「信頼性と危機管理における想定外の事象への取組み」
- 司会 高橋 亨輔(香川大学創造工学部准教授)
- 13:50-15:50 オーガナイズドセッション15「機械安全・労働安全・国際標準化・規格化における世界の潮流」
- 司会 北條 理恵子(長岡技術科学大学准教授)
- 16:10-18:10 オーガナイズドセッション16「カーボンニュートラル施策のリスク検討フレーム」
- 司会 須田 義大(日本学術会議連携会員、東京大学生産技術研究所教授)
- 16:10-17:40 オーガナイズドセッション17「高齢エアバッグの安全性と課題について」
- 司会 石川 博敏(認定NPO法人救急ヘリ病院ネットワーク(HEM-Net)理事)
- 16:10-17:40 オーガナイズドセッション18「老朽・遺棄化学兵器廃棄リスク評価・管理の現況と展望」
- 司会 新井 充(日本学術会議特任連携会員、東京大学名誉教授)
2022年7月1日(金)9:30-19:00
- 9:30-11:00 オーガナイズドセッション19「安全文化」
- 司会 小松原 明哲(早稲田大学理工学術院創造理工学部経営システム工学科教授)
- 昼休み(11:50:12:20)
- 14:40-16:40 パネルディスカッション2「新しいモビリティと気候変動・安全・社会デザイン」
- 司会 大倉 典子(日本学術会議第三部会員、芝浦工業大学名誉教授・SIT総合研究所特任教授、中央大学大学院理工学研究科客員教授)
- 14:40-16:40 オーガナイズドセッション20「土木工学における安全問題」
- 司会 大幢 勝利(労働安全衛生総合研究所)
- 17:00-18:40 オーガナイズドセッション21「建設業における労働災害防止の新しい視点」
- 司会 高橋 明子(労働安全衛生総合研究所)
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申込方法 |
参加を希望される方は以下のページのリンク先より申込み下さい。(ホームページから参加申し込みが必要です)
「安全工学シンポジウム2022」ホームページへのリンク |
問合せ |
事務局:公益社団法人 土木学会
[E-mail] anzen*gakkai-web.net(送信の際には*を@ に変えてください)
ホームページ:https://www.anzen.org/index.html |
備考 |
主催:日本学術会議 総合工学委員会・機械工学委員会合同工学システムに関する安全・安心・リスク検討分科会
共催:土木学会、 他32学協会 |