公開シンポジウム「歴史認識と植民地責任」

 「歴史認識」問題は長年アジア地域が抱える懸案であると共に、グローバル化に伴って交流・一体化が進む現代の世界の諸地域において一様に顕在化しつつある課題でもあります。本シンポジウムでは戦争責任および近年提起されている「植民地責任」という概念を手がかりに、近現代のアジアと日本の歴史的経験を検証すると共に、「記憶」や、歴史認識・歴史意識の形成というテーマが持つ普遍性、グローバルな広がりに着目し、世界史的視野からの分析を試みます。学術的知見を活かして多角的検討を行なうことを通じ、問題の本質に迫ると共に未来への展望を探ります。

イベント概要

日時 2021/9/18(土)14:00~17:00
開催地 オンライン開催
定員 300名
対象 どなたでも参加いただけます
プログラム
司会
久保 亨(日本学術会議連携会員、信州大学特任教授)
栗田 禎子(日本学術会議会員、千葉大学教授)
14:00 開会の辞
吉澤 誠一郎(日本学術会議連携会員、東京大学教授)
    挨拶
川島 真(日本学術会議連携会員、東京大学教授)
14:20 趣旨説明
14:30 報告1:朝鮮近代史研究の立場から
愼 蒼宇(法政大学教授) 
15:00 報告2:戦争責任・アジアにおける戦後補償問題の角度から
内海 愛子(恵泉女学園大学名誉教授)
15:30 報告3:世界史的視角――植民地責任と帝国の「記憶」、歴史意識のあり方
井野瀬 久美恵(日本学術会議連携会員、甲南大学教授)
15:50-16:00(休憩)
16:00 総合討論
17:00 閉会
 申込方法 参加費無料・要事前申込
参加希望者は氏名、所属機関等(任意)を記載の上、メールで以下までお申し込みください。
後日、接続用URLをお送り致します。(ご案内は8月20日以降となる見込みです)
asiascj20210918(a)gmail.com ※(a)を@にしてお送りください.
備考 主催:日本学術会議 アジア研究・対アジア関係に関する分科会
共催:科研費基盤研究(B)20H01463 中国の世界秩序観の歴史的変遷と現在