公開シンポジウム「コロナ禍におけるトリアージの問題――世界の事例から日本を考察する」

 「いのちと心を考える分科会」では、今期コロナ禍について議論を重ねてきており、なかでもトリアージについては集中して審議をしている。本来緊急時における医療判断としてのトリアージが、コロナ禍において終末期医療、障がい者医療の領域に拡大されているのではないかとの懸念がある一方で、医療現場の逼迫にどのように対処するのかも、重要かつ現実的な論点であろう。そこでこのトリアージの問題について世界の事例を渉猟しつつ、コロナ禍における日本社会のトリアージの問題を考察し、ひろく議論を行いたい。

イベント概要

日時 令和3年8月29日(日)13時30分~17時00分
開催地 オンライン開催
対象 どなたでも参加いただけます
定員 300名
プログラム
司会:香川 知晶(日本学術会議連携会員、山梨大学名誉教授)
13時30分 開会挨拶、主旨説明
土井 健司(日本学術会議連携会員、関西学院大学神学部教授)
13時40分 「コロナ・トリアージをめぐるイタリアとドイツ」
加藤 泰史(日本学術会議連携会員、椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授)
14時10分 「COVID-19下の医療逼迫時におけるトリアージと患者の人権:イギリス、フランスおよび欧州人権機関の対応」ら
建石 真公子(日本学術会議連携会員、法政大学法学部教授)
14時40分 「台湾における集中治療のトリアージについて」
鍾宜錚(大谷大学真宗総合研究所東京分室PD研究員)
15時10分 「COVID-19 パンデミックにおける『トリアージ』をめぐる日本での議論」
竹下啓(東海大学医学部教授)
15時40分 休 憩
15時50分 質疑・討議
16時50分 閉会挨拶
田坂さつき(日本学術会議連携会員、立正大学文学部教授)
17時00分 終了
 申込み 参加費無料・要事前申込
以下のリンク先の申込フォームより、申し込み
申込フォームへのリンク
 問い合わせ 土井健司(関西学院大学)
メールアドレス: b05-kiso*ja-bioethics.jp (*を@に変更して送信してください)
備考 主催:哲学委員会いのちと心を考える分科会
共催:日本生命倫理学会(基礎理論部会)、科学研究費「尊厳概念のグローバルスタンダートの構築にむけた理論的、概念史的・比較文化論的研究」