公開シンポジウム「社会生活のデジタル改革」

すでに1年に及ばんとするコロナ禍を契機に、産業、医療、教育等々様々な局面でICTの活用が進められてきました。社会生活は大きくICT技術で変化していく最中にあります。本シンポジウムでは、「社会生活のデジタル改革」というテーマで、情報学分野の最近の研究動向に関連した講演とパネル討論を行い、情報学の発展を促す施策からそのグローバルな社会的インパクトまで、情報学を取り巻くさまざまな話題に関する議論を行います。
第1部では、文部科学省、米国NSF、及び欧州から招待講演者をお招きし、情報学分野の最近の研究戦略に関して講演をいただきます。2021年の科学政策の戦略的なのポイ ントは何か、生のメッセージを聞く貴重な機会となっております。
第2部では、社会生活での様々な分野でのデジタル改革の現状や期待について紹介します。産業界からは製薬業のデジタル化の現状,医療の現場でのデジタル改革とITに期待すること、教育現場でのコロナ禍で起きたデジタル改革の最前線などさまざまな分野でのデジタル改革の現状とその展開について論じます。
これらにより、情報学分野の拡がりを示し、情報学委員会の審議活動につなげたいと考えています。

イベント概要

日時 2021年 1月13日(水)13:00-17:00
開催地 オンライン開催 
対象
定員
プログラム
13:00 開会挨拶
相澤清晴(日本学術会議第三部会員,東京大学大学院情報理工学系研究科教授)

第一部 情報科学技術の戦略

13:10 「情報技術分野の研究に関連する最近の施策の動向」
橋爪淳(文部科学省研究振興局参事官)(情報担当)
13:30 「Horizon Europe - THE NEXT EU RESEARCH & INNOVATION INVESTMENT PROGRAMME (2021 - 2027)(仮題)」
Dr. Lee Woolgar (Senior ICT Policy Officer, Science & Technology Section Delegation of the European Union to Japan)
13:50 Overview of NSF CISE: Vision and Investments in Research, Education, Workforce and Infrastructure
Prof. Margaret Martonosi (NSF CISE Assistant Director, Princeton University)
14:30~14:50 休憩

第二部 社会生活のデジタル改革

14:50 「DXの現状と展開」
青山幹雄(南山大学理工学部教授)
15:20 「中外製薬が描くヘルスケア×デジタルの取り組み」
志済聡子(中外製薬株式会社執行役員)
15:40 「医療現場のデジタル改革:コロナ禍で分かったこと」
石川冬木(日本学術会議連携会員、京都大学大学院生命科学研究科教授)
16:00 「教育現場でのデジタル改革」
松下佳代(日本学術会議会員、京都大学高等教育研究開発推進センター 教授)
16:20 パネルディスカッション
司会:相澤清晴
パネリスト:青山幹雄、志済聡子、石川冬木、松下佳代、山本里枝子(日本学術会議第三部会員、富士通研究所フェロー)
16:50 閉会挨拶
谷口倫一郎(日本学術会議第三部会員,九州大学理事・副学長)
 申込み 以下のページのリンク先にある参加申し込みフォームよりお申込み下さい。
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 問い合わせ先 情報学シンポジウム事務局
備考 後援: 国立情報学研究所、情報通信研究機構、電子情報通信学会、情報処理学会