日本学術会議主催学術フォーラム・第11回防災学術連携シンポジウム
東日本大震災からの十年とこれから-58学会、防災学術連携体の活動-
“10 Years Memorial and Beyond Great East Japan Earthquake Disaster”
58 Academic Societies and Japan Academic Network for Disaster Reduction

2011年東日本大震災の甚大な被害から十年が過ぎる。この期間にも日本の各地で多くの自然災害が発生した。これらの災害について、多くの学会は調査研究、記録、提言、支援などを続けてきた。大震災後10年を迎えるにあたり、防災学術連携体の各構成学会と防災減災学術連携委員会の委員が、東日本大震災の経験とその後の活動への展開を振り返り、今後の取り組みについて発表する。同時に、防災学術連携体の前身である「東日本大震災の総合対応に関する学協会連絡会」の30学会共同声明(2012年5月)を振り返り、今後の防災・減災、学会連携について議論する。

防災学術連携体のホームページ

イベント概要

日時 2021年 1月14日(木)10:00-18:30
開催地 東京医科歯科大学 鈴木章夫記念講堂 (JR、東京メトロ、御茶ノ水駅下車3分)  ネット同時配信を行います
※オンライン開催に変更いたしました。
対象 どなたでも参加いただけます
定員 150名(会場:500名の定員を1/3に制限しています)、 1000名(オンライン)
参加費 無料
プログラム
10:00 開会
【開会挨拶】 防災学術連携体代表幹事 大友康裕
【来賓挨拶】 内閣府 防災担当政策統括官 青柳一郎
【開会講演】 日本学術会議第22/23期会長 大西 隆
【日本学術会議、防災学術連携体の活動総括】 日本学術会議会員・第三部副部長、防災学術連携体代表幹事 米田雅子
10:30 セッション1.東日本大震災の全容解明と十年間の復旧・復興の総括
1-01 「社会的モニタリングとアーカイブ」 青柳みどり(日本学術会議社会学委員会東日本大震災後の社会的モニタリングと復興の課題検討分科会)
1-02 「災害記録の分野を横断した共有について」 出口光一郎(横断型基幹科学技術研究団体連合)
1-03 「日本海洋学会による震災復興への取り組み」 神田穣太(日本海洋学会)
1-04 「日本計画行政学会における防災・減災と復旧・復興のための活動」 山本佳世子(日本計画行政学会)
1-05 「復興に資する学会の研究実践―被災に寄り添い積極果敢に参与する支援・研究―」 大矢根 淳(日本災害復興学会)
1-06 「宇宙から捉えた東日本大震災の被災状況とその後の復興」 伊東明彦(日本リモートセンシング学会)
1-07 「高田松原津波復興祈念公園の事例から考える震災復興とグリーンインフラ」 島田直明(日本緑化工学会)
1-08 「東日本大震災を踏まえた農業・農村の復興と新たな防災・減災技術」 鎌田知也(農業農村工学会)
1-09 「東日本大震災後の人々の健康」 酒井明子(日本災害看護学会)
12:00-13:00 休 憩
13:00 セッション2.原子力発電所事故後の対応と放射能汚染の長期的影響
2-01 「福島第一原子力発電所事故後の原子力学会の取り組み」 中島 健(日本原子力学会)
2-02 「日本地震工学会研究委員会の活動:原子力発電所の地震安全の基本原則の提案と実践」 高田毅士(日本地震工学会)
2-03 「原子力関連施設事故に伴う放射性物質の拡散監視・予測技術の強化に向けて」 近藤裕昭(日本気象学会)
2-04 「原発事故による森林の放射能汚染の影響と教訓」 三浦 覚(日本森林学会)
13:40 セッション3.東電福島第一原発事故被災地域の現状と復興
3-01 「原子力災害研究と東日本大震災・原子力災害伝承館の今後の取り組み」 関谷直也(日本災害情報学会)
3-02 「福島原発事故と復興政策─10年間の検証-」 山川充夫(日本地域経済学会)
14:00 セッション4.東日本大震災が社会に与えた影響と今後の長期的影響
4-01 「震災と原発事故災害からの復興を問い、レジリエントな建築・まちづくりを考える」久田嘉章・川﨑興太・糸長浩司(日本建築学会)
4-02 「災害から学び、災害に備える」 大佛俊泰(地理情報システム学会)
4-03 「砂防学会における東日本大震災関連の取り組み」 小杉賢一朗(砂防学会)
4-04 「東日本大震災で認識された宅地地盤における地震対策の重要性」 安田 進(地盤工学会)
4-05 「東日本大震災後の古津波堆積物研究の現状と将来展望」 後藤和久(日本地質学会)
14:50 セッション5.自然災害軽減と復旧・復興に関わる提言
5-01 「東日本大震災発生後の学校安全の推進に関する研究と実践」 佐藤 健・藤岡達也・矢崎良明・戸田芳雄(日本安全教育学会)
5-02 「東日本大震災を契機とした災害廃棄物/災害発生土への対応の変化とこれから」 登坂博行(日本応用地質学会)
5-03 「地震地すべりの減災ー過去に学び、地域とグローバルの視点で考える」 檜垣大助(日本地すべり学会)
15:20-15:35 休 憩
15:35 セッション6.わが国の国土・都市計画、まちづくり、人づくりと防災・減災対策
6-01 「地域安全学会における東日本大震災への取り組みと今後の展望」 村尾 修(地域安全学会)
6-02 「ランドスケープ科学が担う中長期的復興支援:コミュニティの再建から記憶の継承と新たな国土像の創造まで」 秋田典子(日本造園学会)
6-03 「東日本大震災から10年のハザードマップの発展 ~それは「ハザードマップを信じるな」から始まった」 宇根 寛(日本地図学会)
6-04 「防災概念の変革期における地理学の役割と戦略」 鈴木康弘(日本地理学会)
16:15 セッション7.今後の防災・減災分野の研究のあり方、諸分野の連携のさらなる推進
7-01 「JSCE2020防災プロジェクトについて」 目黒公郎(土木学会)
7-02 「東日本大震災の火災被害とその後10年間の地震火災研究」 廣井 悠(日本火災学会)
7-03 「東日本大震災以降の日本活断層学会の取り組みと今後の展望」 宮内崇裕(日本活断層学会)
7-04 「東日本大震災からの機械分野の取り組みと今後の課題」 古屋 治(日本機械学会)
7-05 「立ち止まって考える南海トラフ巨大地震と西日本の地震防災」 橋本 学(日本自然災害学会)
7-06 「この10年間の地震学的研究の進捗と、そこから見えてきた地震像」 小原一成(日本地震学会)
7-07 「日本地球惑星科学連合の巨大地震・激甚災害への取り組み」 松本 淳(日本地球惑星科学連合(JpGU))
7-08 「災害対応ロボティクスの現状と課題」 松野文俊(日本ロボット学会)
7-09 「東日本大震災以降の災害時における航空運用の現状と課題」 小林啓二(日本航空宇宙学会)
7-10 「災害廃棄物対策の歩みと今後に向けた課題、展望」 大迫政浩(廃棄物資源循環学会)
7-11 「COVID-19に対する公衆衛生と医療の関係を展望する」 高鳥毛敏雄(日本公衆衛生学会)
7-12 「新たに認識された防ぎ得る災害死」 大友康裕(日本災害医学会)
18:15-
【まとめ】 防災学術連携体運営幹事 和田 章
【閉会挨拶】  防災学術連携体副代表幹事 森本章倫
18:30  閉会

事後報告書(PDF形式:120KB)

 申込み 以下のページのリンク先にある参加登録フォームよりお申込み下さい。
参加申し込みページへのリンク
 問い合わせ先 防災学術連携体事務局 中川寛子 電話:03-3830-0188
E-mail:office*janet-dr.com (*を@に変更)
備考 主催:日本学術会議、日本学術会議防災減災学術連携委員会、土木工学・建築学委員会、防災学術連携体(58学会)
この機会に東日本大震災十周年「防災学術連携体58学会の記録」の電子冊子を作成し、後日、防災学術連携体ホームページに掲載いたします。