中国・四国地区会議主催 学術講演会「地域にある大学としての先端学術の振興と地域産業イノベーションへの貢献」

 全国の86国立大学の中で、主に地方にある55大学は、文部科学省の重点支援枠①(主として、人材育成や地域課題を解決する取組などを通じて地域に貢献する取組とともに、(中略)強み・特色のある分野で世界ないし全国的な教育研究を推進する)を選択し、主に「地域貢献型」の大学としてさまざまな取組を行っている。しかし、世界的な先端研究を展開している研究グループも存在し、それらのグループの「キラリと光る」世界的成果は、大学の本来の姿として不可欠なものである。
 本講演会では、地方大学の一つとしての愛媛大学が、「先端研究」と「地域創生に繋がる応用研究」をどのように展開しているかを共有したい。また、今後の大学運営との関係で、これらの方向性が異なる研究をどのように発展させていくべきなのか、考えたい。

イベント概要

日時 2020/11/21(土)13:30-17:00
開催地 愛媛大学城北キャンパス グリーンホール(松山市文教町)
※同時にオンラインでも配信
対象 どなたでも参加いただけます
※会場参加、オンライン参加ともに事前申込みが必要です。
定員 会場参加:50名
プログラム
13:30 開会挨拶
菱田 公一(日本学術会議副会長、明治大学研究・知財戦略機構特任教授):オンライン
大橋 裕一(愛媛大学長)
13:50 「愛媛大学における先端学術研究の展開とリサーチユニット」
宇野 英満(愛媛大学理事・副学長・先端研究・学術推進機構長)
14:15 「愛媛発イノベーションによるマラリアワクチン開発への貢献」
坪井 敬文(愛媛大学プロテオサイエンスセンター長)
14:50 「地域にある大学による「地方創生」への貢献」
仁科 弘重(日本学術会議第二部会員、愛媛大学理事・副学長・社会連携推進機構長)
15:10 休憩
15:25 「スマの育種完全養殖が切り拓く未来」
後藤 理恵(愛媛大学南予水産研究センター准教授)
15:55 「医療検査・診断用ペーパーデバイスの開発」
内村 浩美(愛媛大学紙産業イノベーションセンター長・特別栄誉教授)
16:25 「高精度生体情報計測が可能にするSociety5.0の農業生産」
高山 弘太郎(日本学術会議第二部会員、愛媛大学農学研究科植物工場システム学コース教授)
16:55 閉会挨拶
相田 美砂子(日本学術会議第三部会員・中国・四国地区会議運営協議会代表幹事、広島大学特任教授・学長特命補佐):オンライン
 申込み 参加申し込みフォーム もしくはポスター掲載コードにて事前参加申込みが必要となります。
 問い合わせ 愛媛大学社会連携課総務・企画チーム
E-mail: renkei*stu.ehime-u.ac.jp(*を@に変更)
備考 主催:日本学術会議中国・四国地区会議、国立大学法人愛媛大学