公開シンポジウム「COVID-19パンデミックを契機として考える日本の結晶学の現状と今後」

日本結晶学会創立70周年にあたる2020年にCOVID-19のパンデミックという事態が発生しました。このような危機への対応、および、今後の危機回避に向けて、結晶学、および、これに密接に関係する学問に携わる我々がどのような貢献ができるかを情報共有し、次世代を背負う大学生、大学院生、そして社会にこの情報を発信することを目的とします。ウィズ&アフターコロナの時代の「新しい生活様式」が模索されている現在、結晶学に何が期待され、どのような貢献をなしうるかを議論します。
なお、本会議は、COVID-19が拡大している深刻な情況を鑑み、WEBによる公開シンポジウムとして開催します。

イベント概要

日時 2020/11/29(日)10:00~15:30
開催地 オンライン開催 筑波大学数理物質系物理学域エネルギー物質科学研究センター(WEB開催拠点)
対象 どなたでも参加いただけます
プログラム
10:00 - 10:05
挨拶 茶谷 直人(日本学術会議第三部会員、大阪大学大学院工学研究科教授)
10:10 - 10:20
趣旨説明「COVID-19パンデミックを契機として考える日本の結晶学の現状と今後」
山縣 ゆり子(日本学術会議連携会員、日本結晶学会会長、尚絅大学・尚絅短期大学部学長、熊本大学名誉教授)
10:25 - 10:50
講演「新型コロナウイルス感染症と立体構造データベース-蛋白質科学の視点から」
栗栖 源嗣 (大阪大学蛋白質研究所教授)
座長:山縣 ゆり子(日本学術会議連携会員、日本結晶学会会長、尚絅大学・尚絅短期大学部学長、熊本大学名誉教授)
10:55 - 11:20
講演「Structural features of neutralizing antibody responses to SARS CoV-2」
Ian Wilson(スクリプス研究所 教授)(オンライン出演)
座長:上村 みどり (学術会議連携会員、帝人ファーマ(株)生物医学総合研究所上席研究員)
11:25 - 11:50
講演「ウィズ&アフターコロナ時代における放射光が果たすべき役割」
高田 昌樹(日本学術会議連携会員、東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター教授)
座長:黒田 玲子(学術会議連携会員、東京大学名誉教授、中部大学先端研究センター特任教授)
11:55 - 12:20
講演「コロナ時代の低環境負荷社会を目指して」
高原 淳(日本学術会議連携会員、九州大学先導物質科学研究所教授)
座長:小林 昭子(学術会議連携会員、東京大学名誉教授、日本大学文理学部上席研究員)
12:25 - 13:30 ( 休憩 )
13:30 - 13:55
講演「COVID-19対策に関連するAMEDの研究開発について」
三島 良直(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)理事長)(ビデオまたはオンライン出演)
座長:栗原 和枝(学術会議連携会員、東北大学未来科学技術共同研究センター教授)
14:00 - 14:25
講演「AMED BINDS事業におけるCOVID-19のインシリコドラッグリポジショニング」
広川 貴次(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 細胞分子工学研究部門 上級主任研究員)
座長: 西野 吉則(学術会議連携会員、北海道大学電子科学研究所教授)
14:30 - 14:55
講演「COVID-19 国産ワクチンの創製に向けて」
森下 竜一(内閣官房 健康・医療戦略室 戦略参与、大阪大学医学系研究科寄附講座教授)
座長:井上 豪(学術会議連携会員、大阪大学大学院薬学研究科教務)
15:00 - 15:30 総合討論
進行:菅原 洋子(日本学術会議第三部会員、豊田理化学研究所客員フェロー、北里大学名誉教授)
15:30 閉会
 申込方法 専用サイト(以下のリンクページまたはポスター内QRコード)より事前申し込みをお願いします。
専用サイトへのリンク
 問い合わせ 菅原洋子(日本学術会議第三部会員)
e-mail:sec1129*phs.osaka-u.ac.jp(*を@に変更)
備考 主催:日本学術会議化学委員会、化学委員会・物理学委員会合同結晶学分科会、化学委員会IUCr分科会
共催:(一社)日本結晶学会
後援:国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)、日本放射光学会、公益社団法人日本化学会