公開シンポジウム「原子力総合シンポジウム2020」

原子力総合シンポジウムは、我が国の原子力について総合的に議論を行う場である。日本学術会議と関連学協会が協力し、各界の識者を交えて、これまで50年以上にわたり中長期的視点から議論が行われてきた。
東京電力福島第一原子力発電所の事故より来年で10年となる今日においてもなお、避難を余儀なくされている方々が多数おられ、今後も廃炉と復興はもとより、原子力安全について長期に亘る継続的な努力が必要である。
そこで、今回の原子力総合シンポジウムにおいては、「2050 年の持続可能社会の実現にむけたシナリオと原子力学術の貢献」をテーマとして取り上げ、技術と社会の両面の視点からの議論を行う。その際、技術的な側面とともに、人文社会学的、社会心理学的側面の議論を行うことで、社会のニーズに応えられる原子力技術のありかたが議論されることを期待したい。上記テーマのもと、3つの論点について基調講演とパネル討論を行い、総合討論により課題の明確化、将来の方向性について議論する。

イベント概要

日時 2020/9/30(水)13:00~17:10
開催地 YouTube ライブによる Web開催
対象 どなたでも参加いただけます
定員 無し
プログラム
全体進行
柘植綾夫(日本学術会議連携会員)
開会挨拶
大倉典子 (日本学術会議第三部員)
論点 1「持続可能社会の実現にむけたシナリオ」
司会:上坂 充(日本学術会議連携会員、東京大学)
講演:秋元圭吾 (日本学術会議連携会員、地球環境産業技術研究機構(RITE))
論点 2「エネルギーと環境との調和-イノベーションへの期待」
司会:岡嶋成晃 (日本原子力研究開発機構)
講演:山口 彰(東京大学)
論点 3「エネルギーの確保-技術的要件と社会的要件」
司会:松岡 猛(日本学術会議連携員、宇都宮大学)
講演:技術的要件:小宮山涼一 (東京大学)
講演:社会的要件:野口和彦 (日本学術会議連携会員、横浜国立大学)
総合討論
モデレータ:山地憲治 (日本学術会議連携員、RITE)
パネリスト:秋元圭吾、山口彰、野口和彦、小宮山涼一、土田昭司 (関西大学)
閉会挨拶
中島 健(日本原子力学会会長、京都大学教授)
 申込み 事前参加申込みは こちら から
◆参加申込期間: 9月24日(木)締め切り
 問い合わせ 日本原子力学会事務局TEL 03-3508-1261
備考 主催:総合工学委員会原子力安全に関する分科会