明和副会長のプロフィール
明和 政子 副会長
京都大学大学院教育学研究科教授、広島大学客員教授
日本学術会議副会長
専門分野
認知脳科学、実験心理学、霊長類学
研究内容
「ヒトらしさ」の起源を探り、新たな研究領域を世界に先駆けて開拓
「ヒトらしさ」は、いつ、どのように生まれるのか?
この根源的な問いに、ヒトとヒト以外の霊長類を胎児期から比較するという独自のアプローチで挑み、ヒトに特有の脳・認知機能の起源と発達を探る「比較認知発達科学」という新たな研究領域を世界に先駆けて切り拓いてきました。
さらに、養育者とのかかわりや早期産児の発達研究を通して、脳や認知・行動の発達が、身体と環境との相互作用によって多様な軌跡をたどることを明らかにしてきました。近年は、腸内細菌叢、内分泌系、自律神経系、脳、行動をひとつのシステムとしてとらえ、「ヒトらしさ」と「一人ひとりの多様性」が生まれる仕組みの解明へと研究を発展させています。
こうした独自の研究を核に、脳神経科学、臨床医学、情報工学、ロボティクスなどを結び、国際共同研究を牽引。さらに、食品・ヘルスケアなど多様な企業との産学共創を積極的に進め、基礎研究の成果を特許、商品、腸内細菌叢検査サービスなどの社会実装へとつなげてきました。既存の分野を横断するだけでなく、新たな研究領域そのものを創出し、そこで生まれた知をAI・ロボティクス、さらには新たな事業や社会的価値へと展開する研究を推進しています。学歴
1993年 京都大学大学院教育学研究科 博士後期課程修了
同 年 博士(京都大学)職歴
| 1997年 | 日本学術振興会特別研究員(DC・PD) |
|---|---|
| 2002年 | 京都大学霊長類研究所研修員 |
| 2003年 | 滋賀県立大学人間文化学部 専任講師 |
| 2008年 | 京都大学大学院教育学研究科 教育方法学講座 准教授 |
| 2014年 | 京都大学大学院教育学研究科教育方法学講座 教授 |
所属学会
・日本神経科学学会
・日本心理学会
・日本発達神経科学学会
・Member of the International Congress for Infant Studies
・Member of the Society for Neuroscience