2016年国際電波科学連合(URSI)AP-RASC 2016
代表派遣会議出席報告
会議概要
名称
(和文) 2016年URSIアジア・太平洋電波科学会議(URSI AP-RASC 2016) (英文) 2016 URSI Asia-Pacific Radio Science Conference (URSI AP-RASC 2016)
会期
平成28年8月20日~26日(7日間)
会議出席者名
八木谷 聡
会議開催地
韓国・ソウル
参加状況
(参加国数、参加者数、日本人参加者) 参加国数32カ国、参加者数756名、日本人参加者126名
会議内容
日程及び会議の主な議題
会議における審議内容・成果
URSI AP-RASC 2016会期中にAP-RASC Standing Committee会議(第1回、第2回)、及び非公式URSI Council会議が開催され、筆者(八木谷)は日本代表として出席した。同会議において、日本が投票権を行使した重要な決議事項は以下の通りである。 AP-RASC Standing Committee会議(第2回:平成28年8月24日開催)で、次回(2019年)URSI AP-RASC 2019の開催地(インド・ニューデリー)が満場一致(無投票)で選定された
会議において日本が果たした役割
アジア・太平洋電波科学会議(AP-RASC)は日本がURSIに提案し、日本の主導のもとに2001年から開催された国際会議である。AP-RASC開催当初の趣旨は、アジア地域におけるURSI活動を活性化しようとするものであった。AP-RASCは原則として3年毎にアジア地域で開催され、これまで非常にうまく運営されてきたためURSI本部の評価は高く、2016年からはURSI総会(URSI GASS)及びURSI大西洋電波科学会議(URSI AT-RASC)と並び、URSI AP-RASCとしてURSI旗艦会議の一つという位置づけになり、その運営にはURSI本部が関与することとなった。同時に、日本から小林一哉教授(中央大学)がURSI副事務局長(AP-RASC担当)に選任され、URSI AP-RASCの運営において中心的な役割を担うこととなった。今回のURSI AP-RASC 2016において、小林教授は大会副委員長(General Co-Chair)を務め、大会委員長(General Chair)である韓国のSangwook Nam教授(Seoul National University)とともに会議の準備、運営に中心的に携わった。また小林教授は、URSI本部に設置されたAP-RASC Standing Committee(構成員はアジア・太平洋地域のURSI加盟国におけるURSI国内委員会委員長、並びに関連のURSI本部役員)の委員長も務め、次回(2019年)URSI AP-RASC 2019の開催地選定にあたり、事前のプロポーザル募集段階からURSI AP-RASC 2016会期中のAP-RASC Standing Committee会議での開催地決定に至るまで、主導的な役割を果たした
その他特筆すべき事項
(共同声明や新聞等で報道されたもの等) 特になし
会議の模様
RSI AP-RASCでは、URSI総会並びにURSI AT-RASCと同様に、電波科学の分野全般(URSIの下で活発に活動している次の10のCommissionの分野)で、活発な論文発表、研究討論がなされている。
Commission A:電磁波計測(Electromagnetic Metrology) Commission B:電磁波(Fields and Waves) Commission C:無線通信システム信号処理(Radiocommunication Systems and Signal Processing) Commission D:エレクトロニクス・フォトニクス(Electronics and Photonics) Commission E:電磁波の雑音・障害(Electromagnetic Environment and Interference) Commission F:非電離媒質伝搬・リモートセンシング(Wave Propagation and Remote Sensing) Commission G:電離圏電波伝搬(Ionospheric Radio and Propagation) Commission H:プラズマ波動(Waves in Plasmas) Commission J:電波天文学(Radio Astronomy) Commission K:医用生体電磁気学(Electromagnetics in Biology and Medicine)
報告者(八木谷)が出席したURSI AP-RASC 2016は、これまでのAP-RASCと同様、規模が大きいものとなった。参加者総数は756名、このうち日本からの参加者総数は126名であり、韓国に次いで第2位であった。また、採択論文総数は687編であり、オーラル580件(招待論文366件、一般論文214件)、ポスター107件が組まれた。これらの参加者総数並びに採択論文件数は、これまでのAP-RASCにおいて過去最高である。一般セッションの構成は、オーラルが106セッション、ポスターが1セッションであり、大半のセッションで大変活発な発表・質疑が行われた。日本からの発表論文は上述の10のCommission全てを網羅しており、AP-RASCに対する日本の貢献度がかなり高いことを示している。
URSI AP-RASC 2016ではYoung Scientist Programを実施し、電波科学分野における各国の優秀な若手研究者(35才以下)にYoung Scientist Award(YSA)を授与し、また学生による優秀な発表論文に対しStudent Paper Competition(SPC)を実施した。またURSI AP-RASCで発表された論文を対象とし、3つの学術誌(Radio Science、Radio Science Bulletin、Journal of Electromagnetic Engineering and Science)で特集号を企画した。
次回開催予定 2019年3月9日から15日まで(インド・ニューデリー)
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| 非公式URSI Council会議 | 開会式 | AP-RASC Standing Committee会議 |
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| 一般セッション | バンケット | SPC授賞式 |





