北海道地区会議学術講演会「日本の教育制度のアップデートを考える」
現在の日本の教育制度ができたのは終戦直後であるが、その頃に比較して現在では大学や高校への進学率が目覚ましく上昇しているにもかかわらず、日本国民の大部分はいまだに大学の学部教育を卒業することを教育上の最終目標としている。しかし80年以上経過した今では、学ぶべきことも飛躍的に増えており、現状のマインドでは、種々の意味で将来の人材育成のためには障害がある。一例として、海外では大学院、特に博士課程への進学希望者が増加しているにもかかわらず、先進国の中で日本だけが博士課程への進学希望者が減少している。特に理系では大部分の分野で大学院修士課程までは既知のことを学ぶ“学習”が中心となり、未知のことを探究する“研究”が中心になるのは大学院博士課程になってからであることを考えると、上述のようなマインドでは日本国民全体にとって大きな問題となる。本講演会では日本の小学校、中学校、高等学校、大学学部、大学院修士課程、大学院博士課程からなる教育制度そのものを種々の立場から考え直し、さまざまな意味で現状の教育をアップデートすることを考える。
概要
| 開催日時 | 令和8(2026)年11月14日(土)13:30 ~ 17:50 |
|---|---|
| 開催地 | 北海道大学学術交流会館 小講堂(札幌市北区北8条西5丁目)ハイブリッド開催 |
| 対象 | どなたでも参加いただけます。(事前参加申込制) |
| 参加費 | 無料 |
| 備考 | 主催:日本学術会議北海道地区会議、北海道大学 後援:札幌市 |
プログラム
- 司会:宇山 智彦(日本学術会議第26期第一部会員、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授)
美馬 のゆり(日本学術会議第一部会員、公立はこだて未来大学特命教授) - 開会の挨拶
- 関谷 毅(日本学術会議副会長・第三部会員、大阪大学産業科学研究所教授)
- 講演1 学び続ける教員であるために ―大学院で得たものと高校教育への還元―
- 米内山 大輝(北海道苫小牧南高等学校教諭)
- 講演2 研究者になった娘、学習塾を営む父 ―受験勉強と研究室をつなぐもの―
- 水野 温(ライオンズ学習塾 代表)
- 講演3 まっすぐな道じゃなくても大丈夫 ―「鋳造博士」の私が岩手のものづくりを支える仕事に出会うまで―
- 岩本 健輔(株式会社リブルCTO)
- 講演4 「あったらいいな」、「できたらいいな」の夢を実現するための教育ならびに研究活動
- 大和 隆志(エーザイ(株)上席執行役員 エクスターナルイノベーション担当、事業開発付サイエンティフィックフェロー)
- 休憩
- 講演5 課題先進地から課題解決先進地へ ~地方自治体の「前例なき課題」にどう向き合うか~
- 青山 剛(室蘭市長)
- 講演6 真なる探究心から、未来の価値づくりへ ―学部から大学院までをつなぐ人材育成を考える―
- 桃野 直樹(室蘭工業大学理事・副学長)
- 講演7 博士・修士人材育成の意義と重要性 ―少子高齢化に伴う日本の高等教育システムの課題―
- 石原 一彰(日本学術会議第三部会員、名古屋大学大学院工学研究科教授)
- 講演8 博士人材も含む、新しい時代の科学技術人材の育成・確保について
- 楠 凱斗(文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課専門職)
- パネルディスカッション
- モデレーター:庭山 聡美(日本学術会議第26期連携会員、室蘭工業大学大学院工学研究科教授
パネリスト:米内山 大輝、水野 温、大田 彩子、大和 隆志、青山 剛、桃野 直樹、石原 一彰、楠 凱斗 - 閉会の挨拶
- 有村 博紀(日本学術会議第三部会員、北海道大学大学院情報科学院/情報科学研究院教授)
お申込み・お問い合わせ先
- 以下の申込フォームからお申し込みください。(申込み締切:11月9日(月))
定員:対面150名、オンライン400名
参加申込フォームへのリンク - お問い合わせ先:日本学術会議北海道地区会議事務局(北海道大学 研究推進部 研究振興企画課)
Tel:011-706-2155・2166
E-mail: suishin(a)general.hokudai.ac.jp ※(a)を@にしてお送りください。