公開シンポジウム「わが国の食料安全保障」

 政府は、2024年に食料・農業・農村基本法の改正を行った。その背景には、わが国の食料の安定供給と確保の面で、輸入及び国内生産の情勢、不測時並びに平常時における食料アクセスそれぞれにおいていくつもの懸念が現れてきたことがある。基本法の改正では、政策の基本理念において、あらためて「食料安全保障政策の確保」がうたわれることとなり、「良質な食料が合理的な価格で供給され、かつ、国民一人一人がこれを入手できる状態」の確保を図ることとされた。基本法改正後に策定された新たな基本計画において、食料安全保障強化のための方策が提起されている。そのような中、突然の中東情勢の変化等によって、食料安全保障をめぐり更なる課題が発生することとなった。本シンポジウムでは、わが国の食料安全保障をめぐる現状と課題を、行政、実務家の意見も交えながら、短期及び中長期の視点から多角的に整理をし、今後を展望する。

イベント概要

開催日時 令和8(2026)年 9月 8日(火)13:00〜17:30
開催地 東京大学農学部弥生講堂一条ホール(東京都文京区弥生1-1-1)(ハイブリッド開催)
対象 どなたでも参加いただけます。
プログラム
司会:清原 昭子(日本学術会議連携会員/福山市立大学教授)
13:00 開会挨拶
立川 雅司(日本学術会議連携会員/名古屋大学大学院環境学研究科教授)
■食料安全保障政策の枠組み(第一部)
13:10 第1報告「わが国の食料安全保障政策の概要」
中嶋 康博(日本学術会議第二部会員/日本栄養大学教授)
■世界情勢と食料安全保障(第二部)
13:30 第2報告「中東情勢の悪化による化学肥料価格上昇が世界小麦需給に及ぼす影響- 世界小麦需給モデルによる予測と化学肥料をめぐる国際的な政策の課題-(仮)」
小泉 達治(農林水産政策研究所政策研究調整官・東北大学大学院農学研究科教授(連携講座))
13:50 第3報告「途上国における食料安全保障と栄養の課題」
白鳥 佐紀子(日本学術会議連携会員/東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)
■環境問題・先端技術と食料安全保障(第三部)
14:10 第4報告「食料安全保障に貢献する農業バイオテクノロジーの可能性(仮)」
吉田 均(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構生物機能利用研究部門主席研究員)
14:30 第5報告「気候緩和と食料安全保障:長期シナリオ分析の視点から」
藤森 真一郎(日本学術会議連携会員/京都大学大学院工学研究科教授)
14:50 第6報告「生物多様性と食料安全保障」
橋本 禅(日本学術会議連携会員/東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
《20分休憩》
15:30 第7報告「食料安全保障における水産業の役割と将来課題」
八木 信行(日本学術会議連携会員/東京大学特命教授室特命教授)
■総合討論(第四部)
モデレーター:青柳 みどり(日本学術会議連携会員/中央大学総合政策学部教授)
15:50 コメント及び討論
御村 吉伸(農林水産省大臣官房参事官)
大角 亨(食品産業センター専務理事)
紺野 和成(日本農業法人協会専務理事)
平野 路子(日本生活協同組合連合会政策企画室長)
芝田 雄司(セカンドハーベスト・ジャパンCEO)
豊川 佑(丸紅株式会社穀物油糧部穀物課長)
第一部~第三部報告者
17:25 閉会挨拶
渡辺 京子(日本学術会議第二部会員/玉川大学農学部教授)
 申込み 参加費無料・事前申込必要
以下のリンク先のページ内(参加事前登録ボタン)、またはポスター掲載の二次元バーコードよりお申込み下さい。
シンポジウムHPへのリンク
 問い合わせ 東京大学大学院農学生命科学研究科アグリコクーン
TEL: 03-5841-8882 / FAX: 03-5841-8883
mail: office(a)agc.a.u-tokyo.ac.jp ※(a)を@にしてお送りください。
備考 主催:日本学術会議農学委員会農業経済学分科会
後援:農林水産省、一般社団法人日本農学会、公益財団法人農学会、日本農学アカデミー、農業経済学関連学会協議会、一般社団法人全国農業協同組合中央会、一般財団法人食品産業センター、東京大学大学院農学生命科学研究科