生理学の現状と展望に関する調査 ―生理学研究連絡委員会関連学会員に対するアンケート調査報告― |
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分子生物学をはじめとする生命科学の進歩が医学,生物学全般に大きな影響を与えている中で,第16期生理学研究連絡委員会は,生理学の位置付けを明確にし,その現状を把握して将来の発展への方策を探る検討を行い,報告書「生理学の動向と展望―生命への統合」(平成9年)を纏めた。 第17期生理学研究連絡委員会は第16期の活動を引き継いで,今回のアンケート調査を実施した。その目的は,上記の報告書が示した提言に対する意見,批判を広く求めて,生理科学および関連領域の発展を確実にするための方策を探ることにある。 |
生理学研究連絡委員会登録の20学会の会員4,222人を対象にして調査を実施し,1,141名(回答率27%)から回答を得た。 | |
・調査項目:上記報告書の全般にわたる下記の項目について調査した。 | |
1) | 回答者のバックグラウンド |
2) | 生理学の課題 |
3) | 我が国の生理学研究の現状と展望 |
4) | 我が国の研究者の現状と展望 |
5) | 我が国の研究体制の現状と展望 |
6) | 我が国の研究費の現状と展望 |
7) | 我が国の生理学教育の現状と展望 |
8) | 生理学研究連絡委員会の活動 |
9) | 今回のアンケート調査について |
調査の結果は,報告書「生理学の動向と展望―生命への統合」で行った提言の多くが大多数の回答者に支持されていることを示した。しかし,高い支持の得られなかった提言もあり,また,様々な貴重な批判的あるいは建設的指摘がなされて,今後さらに検討を深めるべき課題が明らかにされた。 |
報告書「生理学の動向と展望―生命への統合」で行った提言の多くは今回の調査で大方の賛同が得られた。 |
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