このホームページは書籍・文献等を参考に作成したものです。ミュラー先生ご本人に直接インタビューしたものではありません。
1948年 | ミューラー先生が「しらみ」の写真をスライドで写しているところへゆうきとりかが現れた。。。 | |
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![]() 『国立感染症研究所 提供』 |
![]() いったい何者?? ヒーローものに出てくる悪い怪獣戦士 かと思った。。。 ![]() |
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これは「しらみ」という生き物だよ。 今でこそ、ほとんどいなくなったが、昔は頭髪の中にいたんだよ。 |
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ミューラー先生、ノーベル受賞おめでとうございます! ![]() |
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おもしろ情報館の博士から教わったかと思うが、DDTは、殺虫剤なのだよ。 それで、特に害虫の駆除に使われていたんだ。「沈黙の春」に書かれたのは、マツクイムシの大量発生を防ぐために、大量に空中散布したところが、それ以外の生き物にもダメージを与えてしまったということなんだ。 |
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DDTというのは、悪い印象しかもっていないのですが、なぜ、博士はノーベル賞を受賞されたのですか? きっと、理由があるはずですよね。 |
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もちろん! 実は、DDTというのは、シラミの駆除のために開発されたものなんです。 |
![]() DDTは、人間に無害(当時)であることを示す 広報写真 |
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このシラミが、発疹チフスというとても怖い病気を引き起こしていたんですよ。治療できない場合は致死率は10~60%だから、本当に怖い病気でした。 それが、DDTのおかげで、このシラミが退治できたために、毎年何十万人という患者を予防することができたのです。第二次世界大戦のあとの日本も200万人は、発疹チフスにかかるといわれていましたが、 DDTを使うことによって、発生を完全に抑えることができました。 こうした貢献が、ノーベル賞の受賞につながっているのです。 |
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なるほど。DDTというのは、ぜんぜん悪者ではなかったのですね。それどころか、とてもいい薬だったんだ。![]() |
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しかし、DDTもそうですが、PCBも初めてでてきたときには、夢の物質だったのですよ。 PCBは、油なのに高温でも安定で燃えない夢の物質としてさまざまな用途に用いられました。 しかし、今では、環境ホルモンという悪者です。 |
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しかし、なぜ、PCBが環境ホルモンとして作用するのですか? ほかにもいろんな物質があるのに。 |
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環境ホルモンというのは、実は、女性ホルモンや男性ホルモンに、その化学構造が似ているのだよ。 | |||
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そうか! 女性や男性の子孫繁栄に関わる物質だから、 生殖に関わったり、オスがメス化したり、子孫ができずに絶滅したりするんですね。 |
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その通りです。 では問題をだそうかな。 未来の人ですが、そのようなことが起きないために、安全な薬や化合物を作るための研究を行って、ノーベル賞を受賞した先生がいらっしゃる!右手と左手という言葉がヒントだよ。 |
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野依先生ですね! | |||
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ピンポ~ンです。さすがりかちゃん! さあ、行っておいで。 | |||
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ミューラー先生は多くの人の命を救う大変な業績を残されたのですね! 先生、ありがというございました。 ![]() |
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よーし! りか, タイムマシンで野依先生に会いに行くよ! 野依先生は今、名古屋大学にいらしゃるんだ! じゃ,出発するよ。 3!2!1!0,しっゅぱーつ! みなさんも、野依先生をクリックして, 一緒に会いに行こう! |
野依先生をクリックして 一緒に会いに行こう! ![]() |
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