■恩師の勧めにしたがったこの道
第5部会員 岡村 甫
  研究の道に進むことを決心したのは博士課程に進学することを決意した時でした。その時、プロヘッショナルとして生きることを鮮明に意識しました。自分は学者になるよりは、実学の分野に向いているとその時まで信じていました。 学部4年生の夏、熊谷組に就職するつもりで、就職担当の恩師國分正胤先生のもとに伺った際に、大学院進学を勧められました。晴天の霹靂でした。 学生時代は、野球部に所属し、大学よりは神宮の方がなじみの多い生活でした。熊谷組に就職し、数年間は野球をした後、本業に専念するつもりでした。 結局大学院に進学することにしました。大学で何一つ学ばなかったことに気づいたからでした。大学院修士時代、あまりの居心地の良さに、博士への進学を決めました。以来40年、プロヘッショナルとしての充実した日々を送ってこられたことを恩師に深く感謝しています。


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