商学教育の現状と方向
  〜商学系カリキュラムの調査結果〜
委員会名  商学研究連絡委員会
報告年月日  平成12年4月24日
議決された会議  第934回運営審議会
整理番号 17期−44

作成の背景 

 近年、国際化・情報化・規制緩和など商学教育を取り巻く条件が激変する中で、商学教育は、時代や社会の要請にどのように対応しているのかを明らかにするために、学部の教育目標とカリキュラムなどについて調査を行った。

調査項目
 @商学部の教育理念・教育目標
 Aカリキュラムの変更
 B環境変化と商学系カリキュラム
 C商学教授法の重点

現状及び問題点 

 調査結果から、国際化の進展に伴い「国際社会への対応」といった教育理念のもとに、商学系カリキュラムは大きく改訂されつつある。すなわち、「国際」を冠した科目が数多く新設されており、時代に対応した商学教育の在り方が模索されている。
 また「産業界で役立つ人材育成」という教育目標のもとで「理論と実際の統合」「企業人の講義」など、授業面でも改善が行われている。
 反面、120科目にのぼる新設科目は、商学系カリキュラムをより魅力あるものにすると同時に、商学固有の領域を曖昧にし、商学部のアイデンティティを喪失する危惧を抱かせる。商学は実学であるから、時代の潮流に対応するためにカリキュラムについて見直し、改訂すると同時に、商学の本質を確実に学生に学ばせることが求められている。

報告書原文  目次を見る  全文HTML(50k)  全文PDFファイル(95k)

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商学とは何か,商学教育,商学系カリキュラム,アンケート調査(質問票),商学部の教育理念・教育目標,商学教授法,
国際社会への対応,時代に対応した商学教育




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