医用生体工学における重要研究・開発課題の提案
  ─緊急に解決すべき課題─
委員会名  人間と工学研究連絡委員会
  医用生体工学専門委員会
報告年月日  平成12年5月29日
議決された会議  第935回運営審議会
整理番号 17期−58

作成の背景 

 科学技術基本法の成立と科学技術基本計画の策定をうけて、日本学術会議第5部(工学)から、第5部の各研究連絡委員会に対して、重要研究テーマを検討し提出するよう要請があった。
 これを受けて、1997年1月に本委員会の前身医用生体工学研究連絡委員会は
1. 治療工学に関する研究・開発(人工臓器、生命維持装置などを含む)
2. 生体機能計測に関する研究・開発(健康・福祉の向上のための計測を含む)
3. 医用細胞工学に関する研究開発(分子生物学や遺伝子工学と臨床医学の橋渡し)を重点研究・開発課題として取り上げ、「医用生体工学における重要研究・開発課題の提案」として提出した。

現状及び問題点 

 21世紀には、医療の高度化に伴って、医療経済、医の倫理、医療の安全性、高齢化社会、南北問題などの深刻な問題が起こってくると予想される。医用生体工学はこのような社会的な問題の解決にも努力すべきである。 

改善策・提言等 

第17期に名称が現在の医用生体工学専門委員会に変ってからも引き続き重要研究・開発課題の討議を続けた。
そしてさらに八分野
 1.計測情報処理関係、2.バイオメカニクス・生体機械工学関係、
 3.生体材料関係、4.細胞組織工学関係、5.人工臓器関係、
 6.治療関係、7.健康・福祉関係、8.医療情報関係
について緊急に解決すべき課題があるとの検討結果が得られたので「医用生体工学における重要研究・開発課題の提案」とともにお読みいただきたい。

 

報告書原文  目次を見る  全文HTML(40k)  全文PDFファイル(37k)

キーワード  青色のキーワードをクリックすると解説文がご覧になれます。

医用生体工学,計測情報処理,バイオメカニクス,生体機械工学,生体材料
細胞組織工学による再生医学,人工臓器,治療,健康・福祉,医療情報

関連研究機関・団体・学協会
日本エム・イー学会,電子情報通信学会,電気学会,日本機械学会,計測自動制御学会,
応用物理学会,情報処理学会,テレビジョン学会,日本生理学会,日本内科学会,
日本外科学会,日本医学放射線学会,日本核医学会,日本放射線腫瘍学会,
日本超音波医学会,日本循環器学会,日本脳波・放電図学会




Copyright 2001 SCIENCE COUNCIL OF JAPAN